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ダイムラートラック株の魅力とリスク|受注+50%と日本からの買い方【2026年】

ダイムラートラック株の魅力とリスク|受注+50%と日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • ダイムラートラックは日本の三菱ふそうを傘下に持つ、世界最大級の商用車(トラック)メーカーです
  • 魅力の核心:会社発表によると北米の新規受注は前年同期比+86%
  • 最大のリスク:PERは実績約32.2倍、予想は約8.4倍とギャップが大きい
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約8,435円から(推奨ロット10株が目安/1株だと負担率約7.26%と重い)

「ダイムラートラック」と聞いてもピンとこなくても、日本の物流を支える「三菱ふそう」の親会社と言えば、身近に感じる人もいるはずです。ダイムラートラックは世界最大級の商用車(トラック)メーカーで、乗用車のメルセデス・ベンツから分かれた企業です。

会社発表によると、2026年第1四半期の新規受注は前年同期比+50%の114,043台でした。地域別では北米が+86%と大きく伸び、この受注回復を受けて会社は2026年通期の調整後EBITガイダンスを36億〜41億ユーロ(従来32億〜37億ユーロ)に上方修正しています。

世界最大級の商用車メーカーの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

ダイムラートラック株の基本データ(2026年8月22日時点)

株価45.43ユーロ(1株 約8,435円)
52週レンジ33.46〜50.08ユーロ
時価総額約345億ユーロ
PER約32.2倍(予想 約8.4倍)
配当利回り約4.20%(1株配当 1.9ユーロ)
上場市場フランクフルト証券取引所(Xetra)
1年の株価騰落+10.54%

北米新規受注+86%と、通期ガイダンス上方修正|ダイムラートラック株の魅力

会社発表によると、Q1新規受注は前年比+50%の114,043台、北米は+86%増

会社発表によると、2026年第1四半期の新規受注は前年同期比+50%の114,043台でした。地域別では北米が+86%、メルセデス・ベンツトラック部門は+33%増加しています。

投資家にとっては、需要の回復が受注という具体的な台数で確認できる状態にある、ということです。

通期調整後EBITガイダンスを36億〜41億ユーロに上方修正(会社発表)

会社発表によると、2026年通期の調整後EBITガイダンスは36億〜41億ユーロで、従来の32億〜37億ユーロから上方修正されました。

投資家にとっては、会社自身が業績の見通しを引き上げているという、経営陣からの前向きなシグナルです。

Q2の調整後EBITは前四半期比で2倍超に拡大

2026年上半期の売上高は概算223億ユーロでした。会社発表によると、第2四半期の調整後EBITは前四半期比で2倍超に拡大しています(出典:ダイムラートラック公式IR)。

投資家にとっては、受注の回復が収益性の改善という形でも表れ始めている、ということです。

配当利回り約4.20%、1株配当1.9ユーロを据え置き

2025年の1株配当は1.90ユーロで、前年から据え置かれました。現在の株価に対する表面利回りは約4.20%です(出典:ダイムラートラック公式)。

投資家にとっては、業績が変動する局面でも配当を維持する姿勢が示されている、ということです。

実績PER32.2倍と予想8.4倍のギャップ|先に知っておきたいリスク

PERは実績約32.2倍、予想は約8.4倍とギャップが大きい

実績PERは約32.2倍である一方、予想PERは約8.4倍です。

投資家にとっては、市場がすでに来期以降の急激な増益を織り込んで株価を評価しているということです。通期ガイダンスの上方修正が実際の決算で裏付けられなければ、株価が調整する余地があります。

会社発表によると、北米商用車市況の回復は一時的な可能性がある

会社発表によると、北米商用車市況の回復は一時的な可能性があり、為替・関税の圧力も続くとしています。

投資家にとっては、メリットとして紹介した「北米受注+86%」という数字が、そのまま今後も続くと会社自身が見ているわけではない、ということです。

配当源泉税26.375%のうち11.375%は外国税額控除の対象外

ドイツの配当源泉税は26.375%です。日独租税条約の限度税率15%を超える11.375%分は日本の外国税額控除の対象外で、還付を受けるにはドイツ税務当局(BZSt)へ直接請求する必要があります。

投資家にとっては、配当利回り自体が約4.20%とそれなりに高いため、控除されない税負担が手取りの利回りに与える影響も相応に大きい、ということです。

1株買いの手数料負担率は7.26%

サクソバンク証券で1株(約8,435円)を購入する場合、最低手数料の613円がかかり、負担率は7.26%です。

投資家にとっては、少額で試したい場合ほど手数料の重みを感じやすく、まとめ買いを検討する必要がある、ということです。

ダイムラートラックは三菱ふそうを傘下に持つ商用車メーカー

ダイムラートラックは世界最大級の商用車(トラック)メーカーです。乗用車のメルセデス・ベンツから分かれた企業で、日本では三菱ふそうを傘下に持ちます。電動小型トラック「eCanter」なども展開しています。

直近の決算では、2026年上半期の売上高は概算223億ユーロでした。会社発表によると、第2四半期の調整後EBITは前四半期比で2倍超に拡大し、第1四半期の新規受注は前年同期比+50%の114,043台(北米+86%、メルセデス・ベンツトラック部門+33%)でした。この受注回復を受けて、会社は2026年通期の調整後EBITガイダンスを36億〜41億ユーロ(従来32億〜37億ユーロ)に上方修正しています(出典:ダイムラートラック公式IR https://www.daimlertruck.com/en/newsroom/pressrelease/)。

もとはメルセデス・ベンツの商用車部門だった会社で、乗用車メーカーとしてのメルセデス・ベンツとは現在は別の上場会社です。日本の三菱ふそうを傘下に持つという接点から見ると、身近に感じやすい企業でもあります。

1株配当1.9ユーロと、ドイツの源泉税26.375%

ダイムラートラックの1株配当は1.9ユーロ、表面利回りは約4.18%です。

ドイツの現地源泉税は26.375%です。日独租税条約の限度税率15%を超える11.375%分は、日本の外国税額控除の対象外となります。この分の還付を受けるには、ドイツ税務当局(BZSt)へ直接請求する必要があり、2023年以降は電子提出が必須、請求期限は暦年末から4年以内です。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約2.45%です(計算式:4.18% ×(1−0.26375)× 0.79685)。

チャートで今の株価水準を見る

本記事の株価は2026年8月22日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

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株価だけでなく、売上や利益、配当の推移も図で確かめたいときは、Simply Wall St という海外の分析サイトが使えます。欧州の上場企業も扱っていて、会社名で検索すると、その会社の財務の推移を一覧で見られます。サイトの画面は日本語にも対応しています。

無料プランでは、銘柄レポートを月5件まで見られます。登録から7日間は有料版の機能を試せます(クレジットカードの登録は不要)。当サイトはSimply Wall Stと提携しており、有料プランの申込みがあると紹介料を受け取ります。

日本から買う方法と、1株あたりの手数料

ダイムラートラックの上場市場はフランクフルト証券取引所(Xetra)のみで、ティッカーは「DTG」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:DTRUY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社ダイムラートラック株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし
サクソバンク証券○ ドイツ取引所の株を売買できる(ダイムラートラックの取扱いは、口座(デモ)の銘柄検索で確かめられます)。NISAは対象外
野村證券(オンライン)○ ドイツの原株(コードG0901)。NISA成長投資枠の表示あり(2026年10月12日確認)。注文画面は当サイトでは確認できていません

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「DTG」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約8,435円613円約7.26%
10株約84,300円613円約0.73%

手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ユーロ(約613円)です。1株では負担率が約7.26%と重くなるため、10株単位のまとめ買いにすると負担率は約0.73%まで下がります。

ダイムラートラックを1株だけ買うと、手数料の負担率は約7.26%になります。最低手数料が効くため、まとめて買うほど負担率は下がります。実際の手数料を、口座の画面で確かめられます。

欧州株1,800銘柄以上・9取引所に対応。特定口座あり、NISAは対象外です。配当には現地で源泉税がかかり、手取りは表面の利回りより下がります(本文参照)。

ダイムラートラック株が向く人・向かない人

向く人理由
北米商用車市況の回復を材料に見たい人会社発表通り北米受注+86%、通期ガイダンスも上方修正
メルセデス・ベンツ(乗用車)とは別に商用車で分散したい人旧親会社と業種を分けて投資できる
10株単位でまとめ買いできる人手数料負担率が約0.73%まで下がる
向かない人理由
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(ダイムラートラック株は野村證券(オンライン)でNISA成長投資枠の表示あり・注文画面は未確認。ドイツ以外の欧州株ならIB証券という選択肢もある)
割高感のあるPERを避けたい人実績PERは約32.2倍、予想は約8.4倍とギャップが大きい
1株だけ少額で試したい人手数料負担率が約7.26%と重い

口座開設から最初の1株までの流れは、公式サイトで確かめられます。

開設までの日数は当サイトの解説記事にあります。

ダイムラートラック株のよくある質問

ダイムラートラック株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がフランクフルト証券取引所(Xetra)のみのためです。米国預託証券(DTRUY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

配当源泉税26.375%のうち、なぜ11.375%分は外国税額控除の対象外なのですか?

日独租税条約の限度税率は15%です。ドイツの配当源泉税26.375%のうち、この限度税率を超える11.375%分は日本の外国税額控除の対象外となり、還付を受けるにはドイツ税務当局(BZSt)へ直接請求する必要があります。

北米の新規受注+86%は、今後も続きますか?

会社発表によると、北米商用車市況の回復は一時的な可能性があり、為替・関税の圧力も続くとされています。北米受注+86%という数字が、そのまま今後も続くと会社自身が見ているわけではない点にはご留意ください。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で持ちたい場合は、ダイムラートラック株なら野村證券(オンライン)でNISA成長投資枠の表示があります(2026年10月12日確認。注文画面は当サイトでは確認できていません)。ドイツ以外の欧州株なら、IB証券という選択肢もあります。

米国預託証券(ADR)のDTRUYとは何が違いますか?

DTRUYはダイムラートラックの米国預託証券(ADR)ですが、OTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。原株はフランクフルト証券取引所(Xetra、ティッカーDTG)に上場しています。

まとめ:受注は回復している、株価はすでに先を織り込んでいる

  • メリット:会社発表によると北米新規受注+86%で通期ガイダンスを上方修正/Q2調整後EBITは前四半期比で2倍超に拡大/配当利回り約4.20%(1株配当1.9ユーロを据え置き)
  • デメリット:PERは実績約32.2倍で予想約8.4倍とのギャップが大きい/会社発表によると北米商用車市況の回復は一時的な可能性がある/配当源泉税26.375%のうち11.375%は外国税額控除の対象外
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約8,435円から。10株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.73%

特定口座で確定申告の手間を減らしながら、日本語の画面で欧州株を持つ。その入口です。NISAを優先したい方には、ダイムラートラック株なら野村證券(オンライン。NISA成長投資枠の表示あり、注文画面は当サイトでは確認できていません)、ドイツ以外の欧州株ならIB証券という選択肢もあります。

口座の種類と開設までの日数は当サイトの解説記事にまとめています。NISAは対象外です。

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月22日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はダイムラートラック社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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この記事を書いた人

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。

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