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この記事の結論
- ホッホティーフは、NTTのデータセンターも手がけるドイツの大手建設会社です(米国のターナー・コンストラクション、豪州のCIMICグループなどを傘下に持ちます)
- 魅力の核心:2025年12月期の新規受注のうち168億ユーロがデータセンター関連で、受注全体の21%を占めました
- 最大のリスク:株価は1年で+93.14%上昇し、PERは約36.19倍。52週レンジは210.40〜554.00ユーロと値動きの幅が非常に大きい銘柄です
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約79,400円から(推奨ロット2株が目安/1株からでも手数料負担率は約0.77%と軽い)
新規受注168億ユーロ、受注全体の21%をデータセンター関連が占める。ドイツの大手建設会社ホッホティーフは、米国のターナー・コンストラクション、豪州のCIMICグループなどを傘下に持ち、売上の大半を北米とアジア太平洋で稼いでいます。会社発表によると、2025年12月期の新規受注のうち168億ユーロがデータセンター関連で、受注全体の21%を占めました。
株価は1年で+93.14%上昇し、報道によると2026年6月にはドイツの主要株価指数DAXにも採用されたとされています。会社発表によると、NTTグローバル・データセンターズが手がけるベルリンのデータセンター建設契約も受注しており、日本企業からの受注実績もあります。
建設業界では、スペインの建設大手ACSやフランスのヴァンシがしばしば比較対象になります。ホッホティーフの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
ホッホティーフ株の基本データ(2026年8月23日時点)
| 株価 | 427.60ユーロ(1株 約79,400円) |
| 52週レンジ | 210.40〜554.00ユーロ |
| 時価総額 | 約321.7億ユーロ |
| PER | 約36.19倍(予想 約28.02倍) |
| 配当利回り | 1.54%(1株配当 6.6ユーロ) |
| 上場市場 | フランクフルト証券取引所(Xetra) |
| 1年の株価騰落 | +93.14% |
データセンター受注168億ユーロという実績|ホッホティーフ株の魅力
データセンター受注168億ユーロ、新規受注の21%を占める(会社発表)
会社発表によると、2025年12月期の新規受注のうち168億ユーロがデータセンター関連で、受注全体の21%を占めました。
投資家にとっては、需要が急拡大しているデータセンター建設という分野で、大型受注を積み上げていることを確認できる数字です。
2025年12月期は増収増益、受注残高725億ユーロ(会社発表)
会社発表によると、2025年12月期の売上高は382億4,000万ユーロ(前年比+14.8%)、営業純利益は7億8,900万ユーロ(同+26.3%)、名目純利益は9億0,200万ユーロ(同+16.3%)でした。受注残高は725億ユーロです。
投資家にとっては、売上・利益がともに二桁の伸びを示し、今後の売上の元になる受注残高も積み上がっていることを確認できる材料です。
2026年12月期の営業純利益見通しは9億5,000万〜10億2,500万ユーロ(会社発表)
会社発表によると、2026年12月期の営業純利益は9億5,000万〜10億2,500万ユーロ(前年比+20〜30%)になる見通しです。
投資家にとっては、会社自身が2025年12月期に続く増益を見込んでいることを確認できる数字です(将来の業績を保証するものではありません)。
NTTのベルリンのデータセンター建設を受注(会社発表)
会社発表によると、ホッホティーフはNTTグローバル・データセンターズが手がけるベルリンの36メガワット級データセンターの建設契約を受注しました。第1段階は2028年、完工は2029年の予定とされています。
投資家にとっては、日本企業からの大型受注実績があることを確認できる材料です(日本国内に拠点があるという意味ではありません)。
株価+93.14%とPER36.19倍という値動きの大きさ|先に知っておきたいリスク
株価は1年で+93.14%上昇、52週レンジは210.40〜554.00ユーロと非常に大きい
株価は1年で+93.14%上昇し、実測のPERは約36.19倍(予想約28.02倍)です。52週レンジは210.40〜554.00ユーロと、下限から上限まで2倍以上の開きがあり、値動きが大きい銘柄です。
投資家にとっては、短期間で株価が大きく動きうる銘柄であることを踏まえたうえで、購入のタイミングをご自身で判断する必要がある、ということです。
配当利回りは約1.54%と低く、高配当を目的に買う銘柄ではない
1株配当は6.60ユーロ、実測の表面利回りは約1.54%です。会社発表によると営業純利益の約65%を配当する方針とされていますが、利回り自体は欧州株の中では低い水準です。
投資家にとっては、配当収入を主な目的にするのではなく、受注や業績の伸びに着目して見る銘柄だということです。
大型建設事業には工期の遅れやコスト超過が起きうる
大型建設は、工期の遅れやコスト超過が起きうる事業です。ホッホティーフについて、当サイトでは具体的な係争案件の名称や金額までは確認できていません。
投資家にとっては、受注残高の大きさがそのまま将来の利益に直結するとは限らず、個別案件の進捗リスクが常にある業種だと理解しておく必要がある、ということです。
ドイツの配当源泉税26.375%、超過分11.375%は外国税額控除の対象外
ドイツ株の配当源泉税は26.375%です。日独租税条約の限度税率15%を超える11.375%は、日本の外国税額控除の対象外で、ドイツ税務当局(BZSt)へ直接請求する必要があります(2023年以降は電子提出必須、請求期限は暦年末から4年以内)。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
投資家にとっては、配当を受け取るたびに、条約の限度税率を超えた分の還付手続きという追加の負担が発生する、ということです。
ホッホティーフはデータセンターや大型施設を手がけるドイツの建設会社
ホッホティーフは、ドイツの大手建設会社です。米国のターナー・コンストラクション、豪州のCIMICグループなどを傘下に持ち、売上の大半を北米とアジア太平洋で稼いでいます。
直近の決算では、2025年12月期の売上高は382億4,000万ユーロ(前年比+14.8%)、営業純利益は7億8,900万ユーロ(同+26.3%)、名目純利益は9億0,200万ユーロ(同+16.3%)、受注残高は725億ユーロでした(出典:ホッホティーフ公式 https://www.hochtief.com/news-media/press-releases/press-release/hochtief-2025-operational-net-profit-up-26-percent-to-eur-789-million-is-above-guidance)。
会社発表によると、NTTグローバル・データセンターズが手がけるベルリンの36メガワット級データセンターの建設契約も受注しており、日本企業からの受注実績があります(出典:ホッホティーフ公式 https://www.hochtief.com/news-media/press-releases/press-release/hochtief-wins-contract-to-build-a-data-center-for-ntt-in-berlin)。
資本関係では、報道によるとスペインの建設大手ACSがホッホティーフの株式の約75%を保有する親会社とされています。当サイトでは持株比率の最新値を公式資料で確認していないため、断定はしていません。詳しくはACS株の魅力とリスクで解説しています。
報道によると、ホッホティーフは2026年6月にドイツの主要株価指数DAXに採用されたとされています。同業種の比較対象としては、親会社であるACSのほか、フランスのヴァンシがしばしば挙げられます。
1株配当6.6ユーロと、ドイツの源泉税26.375%
ホッホティーフの1株配当は6.60ユーロ、実測の表面利回りは約1.54%(配当性向44.26%)です。会社発表によると、営業純利益の約65%を配当する方針とされており、特別配当は含まれません(出典:ホッホティーフ公式 https://www.hochtief.com/investor-relations/hochtief-share)。
ドイツ株の配当源泉税は26.375%です。日独租税条約の限度税率15%を超える11.375%は、日本の外国税額控除の対象外で、ドイツ税務当局(BZSt)へ直接請求する必要があります(2023年以降は電子提出必須、請求期限は暦年末から4年以内)。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。外国税額控除・現地還付請求をしない場合、税引き後の目安は約0.91%です。
チャートで今の株価水準を見る
本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
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株価だけでなく、売上や利益、配当の推移も図で確かめたいときは、Simply Wall St という海外の分析サイトが使えます。欧州の上場企業も扱っていて、会社名で検索すると、その会社の財務の推移を一覧で見られます。サイトの画面は日本語にも対応しています。
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日本から買う方法と、1株あたりの手数料負担率0.77%
ホッホティーフの上場市場はフランクフルト証券取引所(Xetra)のみで、ティッカーは「HOT」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:HOCFF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | ホッホティーフ株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
| サクソバンク証券 | ○ ドイツ取引所の株を売買できる(ホッホティーフの取扱いは、口座(デモ)の銘柄検索で確かめられます)。NISAは対象外 |
| 野村證券(オンライン) | ○ ドイツの原株(コードG0222)。NISA成長投資枠の表示あり(2026年10月12日確認)。注文画面は当サイトでは確認できていません |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ユーロに両替する
- ティッカー「HOT」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約79,400円 | 613円 | 約0.77% |
| 2株 | 約158,800円 | 613円 | 約0.39% |
手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ユーロ(約613円)です。1株からでも手数料負担率は約0.77%と軽く、推奨ロットの2株(約158,800円)でまとめると0.39%まで下がります。
ホッホティーフは1株の値段が高く、1株だけ買っても手数料の負担率は約0.77%で済みます。実際の手数料と取扱いを、口座の画面で確かめられます。
欧州株1,800銘柄以上・9取引所に対応。特定口座あり、NISAは対象外です。配当には現地で源泉税がかかり、手取りは表面の利回りより下がります(本文参照)。
ホッホティーフ株が向く人・向かない人
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| データセンター関連の成長を狙いたい人 | 新規受注168億ユーロ、受注全体の21%を占める |
| 建設業の受注残高の大きさを重視する人 | 受注残高725億ユーロ |
| 値動きの大きさを許容できる人 | 52週レンジ210.40〜554.00ユーロ、1年で+93.14% |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 高い配当利回りを狙いたい人 | 配当利回りは約1.54%と低い |
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(ホッホティーフ株は野村證券(オンライン)でNISA成長投資枠の表示あり・注文画面は未確認。ドイツ以外の欧州株ならIB証券という選択肢もある) |
| 株価変動の小さい銘柄を好む人 | 52週レンジの幅が非常に大きい |
口座開設から最初の1株までの流れは、公式サイトで確かめられます。
開設までの日数は当サイトの解説記事にあります。
ホッホティーフ株のよくある質問
株価が1年で+93.14%というのは、まだ買っても大丈夫ですか?
52週レンジは210.40〜554.00ユーロと下限から上限まで2倍以上の開きがあり、PERも実績約36.19倍(予想約28.02倍)と値動きの大きい銘柄です。短期間で株価が大きく動きうることを踏まえたうえで、購入のタイミングはご自身で判断する必要があります。今後の値動きについては当サイトでは分かりません。
最低いくらから買えますか?
1株約79,400円から購入できます。手数料負担率は1株でも約0.77%と軽いため、少額からでも始めやすい銘柄です。
配当にかかる税金はどうなりますか?
ドイツ株の配当源泉税は26.375%です。日独租税条約の限度税率15%を超える11.375%は日本の外国税額控除の対象外で、ドイツ税務当局(BZSt)へ直接請求する必要があります。日本側ではさらに現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
データセンター受注168億ユーロというのは、今後も続きますか?
会社発表によると、2025年12月期の新規受注のうち168億ユーロがデータセンター関連で、受注全体の21%を占めました。2026年12月期の営業純利益見通しも9億5,000万〜10億2,500万ユーロ(前年比+20〜30%)とされていますが、これは会社の見通しであり、将来の業績を保証するものではありません。
米国預託証券(ADR、HOCFF)との違いは何ですか?
HOCFFはOTC(店頭市場)でのみ取引される預託証券で、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。本記事で紹介している買い方は、原株が上場するフランクフルト証券取引所(Xetra)でのユーロ建て取引です。
まとめ:データセンター受注は伸びても、値動きの大きさは覚悟がいる
- メリット:データセンター関連の新規受注168億ユーロ、受注全体の21%を占める/2025年12月期は売上高+14.8%・営業純利益+26.3%の増収増益、受注残高725億ユーロ/2026年12月期の営業純利益見通しは9億5,000万〜10億2,500万ユーロ(前年比+20〜30%)
- デメリット:株価は1年で+93.14%上昇、52週レンジは210.40〜554.00ユーロと非常に大きい/配当利回りは約1.54%と低く高配当目的の銘柄ではない/ドイツの配当源泉税26.375%のうち11.375%は外国税額控除の対象外でBZStへの直接請求が必要
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約79,400円から。手数料負担率は1株でも約0.77%と軽い
特定口座で確定申告の手間を減らしながら、日本語の画面で欧州株を持つ。その入口です。NISAを優先したい方には、ホッホティーフ株なら野村證券(オンライン。NISA成長投資枠の表示あり、注文画面は当サイトでは確認できていません)、ドイツ以外の欧州株ならIB証券という選択肢もあります。
口座の種類と開設までの日数は当サイトの解説記事にまとめています。NISAは対象外です。
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
- 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)
この記事を書いた人:Kawa
ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はホッホティーフの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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