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カルフール株の魅力とリスク|配当6.11%と日本撤退の過去、買い方【2026年】

カルフール株の魅力とリスク|配当6.11%と日本撤退の過去、買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • カルフールはフランス・スペイン・ブラジルを主力市場とする世界的な小売大手。日本には2000年に進出し、2005年に撤退しています
  • 魅力の核心:配当利回り6.11%(1株配当0.97ユーロ)
  • 最大のリスク:1株買いの手数料負担率は13.86%
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約2,946円から(推奨ロット20株が目安/1株買いは手数料負担率13.86%と重い)

世界最大級のスーパーマーケットチェーン、カルフール。日本には2000年に進出しましたが、2005年に撤退しています。それから約20年、フランス本国とブラジルを中心に事業を続けるカルフールは、2026年上半期に純利益3,000万ユーロで黒字転換を果たしました(前年同期は4億100万ユーロの赤字)。

配当利回りは6.11%で、当サイトで扱う欧州株のなかでも高水準です。株価は1年で+20.82%上昇しました。日本から一度姿を消した小売大手の「今」を、業績・配当・買い方の順に見ていきます。

目次

カルフール株の基本データ(2026年8月22日時点)

株価15.87ユーロ(1株 約2,946円)
52週レンジ11.94〜17.54ユーロ
時価総額約112億ユーロ
PER約12.5倍(予想 約8.8倍)
配当利回り6.11%(1株配当 0.97ユーロ)
上場市場ユーロネクスト・パリ
1年の株価騰落+20.82%

配当利回り6.11%という水準|カルフール株の魅力

配当利回り6.10%、当サイトで扱う銘柄の中でも高水準

カルフールの1株配当は0.97ユーロで、表面利回りは約6.10%です。当サイトで扱っている欧州株のなかでも高水準の部類に入ります。

投資家にとっては、株価の値動き以外にも配当という形でリターンを積み上げられる銘柄だということです。

純利益3,000万ユーロで黒字転換、前年同期は4億100万ユーロの赤字だった

2026年上半期の純利益は3,000万ユーロで、前年同期の4億100万ユーロの赤字から黒字転換しました。売上高は394億3,400万ユーロ(前年同期比+2.0%)、営業利益は7億5,700万ユーロ(同+4%)です(出典:カルフール公式IR)。

投資家にとっては、赤字だった前年から損益の状態が明確に改善したことが、実際の決算数値として確認できるということです。

1年で株価+20.82%上昇

2026年8月22日時点の株価は15.87ユーロで、1年間では+20.82%の上昇となっています。52週レンジは11.94〜17.54ユーロで、現在値はレンジの上寄りにあります。

投資家にとっては、業績の黒字転換と株価の回復が同じ時期に重なって表れている、ということです。

コスト削減プログラムは上半期で4億9,000万ユーロを達成(会社発表)

会社発表によると、10億ユーロ規模のコスト削減プログラムは上半期で4億9,000万ユーロを達成しています。ブラジル事業では既存店売上が改善して成長路線に復帰し、純有利子負債も11億ユーロ圧縮されました。

投資家にとっては、黒字転換が一時的な数字合わせではなく、コスト構造の見直しと事業の立て直しが並行して進んでいることを示す材料です。

1株買いの手数料負担率13.86%|先に知っておきたいリスク

ブラジル・フランス両国で小売競争が激化、低価格帯業態との価格競争が続く

カルフールの主力市場であるブラジル・フランスは、いずれも小売業界の競争が激しく、低価格帯業態との価格競争が続いています(出典:報道)。

投資家にとっては、業績が回復基調にあるとはいえ、その土台となる2つの主力市場そのものが厳しい競争環境に置かれ続けている、ということです。

1株買いの手数料負担率は13.86%、20株単位が現実的

1株の約定金額は約2,946円ですが、最低手数料408円がかかるため、1株買いの手数料負担率は13.86%に達します。

投資家にとっては、1株単位で気軽に買うと手数料だけで実質的なコストが重くのしかかる、ということです。20株単位(約58,900円)にすれば負担率は0.69%まで下がります。

配当利回り6.11%も、税引き後の実質利回りは4.38%まで下がる

フランスの配当源泉税は日仏租税条約の限度税率10%です。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されるため、外国税額控除や現地還付請求をしない場合の税引き後の実質利回りの目安は4.38%です。

フランスが非居住者の配当に課す源泉税は原則12.8%(2026年1月1日時点)で、日仏租税条約の限度税率は10%です。条約の10%が源泉徴収の時点で自動的に適用されるかは、当サイトでは確認できていません。本記事の税引き後の数字は、限度税率10%が適用された場合の目安です。

投資家にとっては、表面利回りの6.11%をそのまま手取りとして期待できるわけではない、ということです。

カルフールはフランス・スペイン・ブラジルで稼ぐ小売大手

カルフールはフランス発祥の世界的な小売大手で、スーパーマーケット・ハイパーマーケット事業を、フランス・スペイン・ブラジルを主力市場として展開しています。

日本には2000年に進出しましたが、2005年に撤退しています。それから約20年が経ち、現在の主戦場はフランス本国とブラジルです。

直近の決算では、2026年上半期の売上高は394億3,400万ユーロ(前年同期比+2.0%)、営業利益は7億5,700万ユーロ(同+4%)、純利益は3,000万ユーロで黒字転換しました(前年同期は4億100万ユーロの赤字)(出典:カルフール公式IR https://www.carrefour.com/sites/default/files/2026-07/Press%20release%20Carrefour%20Q2%20%26%20H1%202026.pdf)。会社発表によると、10億ユーロ規模のコスト削減プログラムは上半期で4億9,000万ユーロを達成しており、ブラジル事業も既存店売上の改善で成長路線に復帰、純有利子負債は11億ユーロ圧縮されています。一方で、ブラジル・フランス両国とも小売業界の競争は激しく、低価格帯業態との価格競争が続いています。

1株配当0.97ユーロと、フランスの配当源泉税(条約の限度税率10%)

カルフールの1株配当は0.97ユーロ、表面利回りは6.11%です。

フランスの配当源泉税は日仏租税条約の限度税率10%です。ドイツ(26.375%)やスイス(35%)と比べると税率は低めです。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約4.38%です(計算式:6.11% ×(1−0.10)× 0.79685)。

チャートで今の株価水準を見る

本記事の株価は2026年8月22日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※下のチャートは米国ADR(カルフール・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。

広告TradingViewでカルフールのチャートを詳しく見る

株価だけでなく、売上や利益、配当の推移も図で確かめたいときは、Simply Wall St という海外の分析サイトが使えます。欧州の上場企業も扱っていて、会社名で検索すると、その会社の財務の推移を一覧で見られます。サイトの画面は日本語にも対応しています。

無料プランでは、銘柄レポートを月5件まで見られます。登録から7日間は有料版の機能を試せます(クレジットカードの登録は不要)。当サイトはSimply Wall Stと提携しており、有料プランの申込みがあると紹介料を受け取ります。

日本から買う方法と、1株あたりの手数料

カルフールの上場市場はユーロネクスト・パリのみで、ティッカーは「CA」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:CRRFY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社カルフール株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「CA」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約2,946円408円約13.86%
20株約58,900円408円約0.69%

手数料は約定金額の0.088%、最低2.2ユーロ(約408円)です。1株買いだと手数料負担率は13.86%とかなり重くなりますが、20株単位のまとめ買いにすると0.69%まで下がります。

カルフールを1株だけ買うと、手数料の負担率は約13.86%になります。最低手数料が効くため、まとめて買うほど負担率は下がります。実際の手数料を、口座の画面で確かめられます。

欧州株1,800銘柄以上・9取引所に対応。特定口座あり、NISAは対象外です。配当には現地で源泉税がかかり、手取りは表面の利回りより下がります(本文参照)。

カルフール株が向く人・向かない人

向く人理由
高い配当利回りを狙いたい人配当利回りは6.11%と高水準
業績の回復・黒字転換を評価する人純利益3,000万ユーロで黒字転換(前年同期は赤字)
20株単位でまとめ買いできる人手数料負担率が約0.69%まで下がる
向かない人理由
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある)
1株だけの少額投資をしたい人手数料負担率が13.86%と重い
小売業の競争激化リスクを避けたい人ブラジル・フランス両国で価格競争が続く

口座開設から最初の1株までの流れは、公式サイトで確かめられます。

開設までの日数は当サイトの解説記事にあります。

カルフール株のよくある質問

カルフール株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がユーロネクスト・パリのみのためです。米国預託証券(CRRFY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

なぜ前年の赤字から黒字転換できたのですか?

2026年上半期の純利益は3,000万ユーロで、前年同期の4億100万ユーロの赤字から黒字転換しました。売上高は394億3,400万ユーロ(前年同期比+2.0%)、営業利益は7億5,700万ユーロ(同+4%)です。会社発表によると、10億ユーロ規模のコスト削減プログラムは上半期で4億9,000万ユーロを達成しており、ブラジル事業では既存店売上が改善して成長路線に復帰しています。

ブラジル・フランスの小売競争は業績にどう影響しますか?

カルフールの主力市場であるブラジル・フランスは、いずれも小売業界の競争が激しく、低価格帯業態との価格競争が続いています。業績が回復基調にあるとはいえ、その土台となる2つの主力市場そのものが厳しい競争環境に置かれ続けている点は、投資判断のうえで把握しておく必要があります。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

米国ADR(CRRFY)とカルフール本体の株は何が違いますか?

CRRFYはカルフールの米国預託証券(ADR)で、OTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。本記事のチャートは表示の都合上このADR(米ドル建て)を使っていますが、実際に購入するのはユーロネクスト・パリに上場する原株(ティッカー「CA」)です。ADR・原株のどちらも、日本の主要ネット証券では取り扱いがありません。

まとめ:黒字転換と高配当、その裏にある小売競争

  • メリット:配当利回り6.11%と当サイトで扱う銘柄の中でも高水準/純利益3,000万ユーロで黒字転換(前年同期は4億100万ユーロの赤字)/1年で株価+20.82%上昇
  • デメリット:ブラジル・フランス両国で小売競争が激化し低価格帯業態との価格競争が続く/1株買いの手数料負担率は13.86%/配当の税引き後の実質利回りは4.38%まで下がる
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約2,946円から。20株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.69%

特定口座で確定申告の手間を減らしながら、日本語の画面で欧州株を持つ。その入口です。NISAを優先したい方には、IB証券という選択肢もあります。

口座の種類と開設までの日数は当サイトの解説記事にまとめています。NISAは対象外です。

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月22日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はカルフール社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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この記事を書いた人

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。

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