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キオン株の魅力とリスク|減配24%・株価−30%の買い方【2026年】

キオン株の魅力とリスク|減配24%・株価−30%の買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • キオンはフォークリフトと倉庫自動化システムを手がけるドイツの会社です(リンデ・マテリアル・ハンドリング、STILL、デマティックなどのブランドを展開)
  • 魅力の核心:2024年12月期の純利益は前年比+17.4%(会社発表)
  • 最大のリスク:1株配当は0.82ユーロから0.62ユーロへ約24%減配し、株価も1年で−30.46%下落しています
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約7,631円から(推奨ロット10株が目安/1株だと手数料負担率は約8.03%と重く、10株単位が前提)

純利益は伸びているのに、株価は1年で−30.46%。キオンはフォークリフトと倉庫自動化システムを手がけるドイツの会社で、リンデ・マテリアル・ハンドリング、STILL、デマティックなどのブランドを展開しています。会社発表によると、2024年12月期の純利益は3億6,920万ユーロ(前年比+17.4%)、調整後EBITは9億1,720万ユーロ(同+16.0%)でした。

一方で、1株配当は前年の0.82ユーロから0.62ユーロへ約24%減配されました(配当性向21.09%)。報道によると、株価下落の背景には人員削減計画と製造業の需要の不確実性があるとされていますが、具体的な削減人数などは当サイトで確認できていません。

同じドイツの産業機械株としては、クノールブレムゼやダイムラートラックが比較対象としてよく挙げられます。キオンの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

キオン株の基本データ(2026年8月23日時点)

株価41.10ユーロ(1株 約7,631円)
52週レンジ35.80〜70.45ユーロ
時価総額約53.9億ユーロ
PER約14.03倍(予想 約9.99倍)
配当利回り1.51%(1株配当 0.62ユーロ)
上場市場フランクフルト証券取引所(Xetra)
1年の株価騰落−30.46%

PER14.03倍と、利益は伸びているという事実|キオン株の魅力

2024年12月期の純利益は前年比+17.4%、調整後EBITも+16.0%増(会社発表)

会社発表によると、2024年12月期の売上高は115億0,300万ユーロ(前年比+0.6%)、調整後EBITは9億1,720万ユーロ(同+16.0%)、純利益は3億6,920万ユーロ(同+17.4%)でした。

投資家にとっては、売上の伸びがわずかでも、利益の伸びがそれを上回っていることを確認できる数字です。

事業は2部門構成、産業車両・サービスが86億0,900万ユーロ、サプライチェーン・ソリューションが29億4,300万ユーロ(会社発表)

会社発表によると、2024年12月期の売上は産業車両・サービス部門が86億0,900万ユーロ、サプライチェーン・ソリューション部門が29億4,300万ユーロでした。

投資家にとっては、フォークリフトなどの車両販売・サービスに加えて、倉庫自動化という第二の収益源を持っていることが確認できる数字です。

リンデ・マテリアル・ハンドリング、STILL、デマティックなど複数の主要ブランドを展開

キオンは、フォークリフト分野のリンデ・マテリアル・ハンドリングとSTILL、倉庫自動化分野のデマティックといった、それぞれの分野で知られるブランドを傘下に持っています。

投資家にとっては、単一ブランドではなく複数のブランドで顧客層をカバーしていることが確認できる材料です。

減配と株価−30.46%|先に知っておきたいリスク

1株配当は0.82ユーロから0.62ユーロへ約24%減配

1株配当は前年の0.82ユーロ(2025年5月28日権利落ち)から0.62ユーロ(2026年5月29日権利落ち)へ約24%減配されました。配当性向は21.09%です。当サイトでは減配の理由までは確認できていません。

投資家にとっては、直近の利回り1.51%を見るだけでなく、前年から配当額そのものが下がっている事実を踏まえておく必要がある、ということです。

株価は1年で−30.46%、フォークリフト・倉庫設備は顧客の設備投資に左右されやすい事業

株価は1年で−30.46%下落し、52週高値70.45ユーロに対し41.10ユーロで推移しています。報道によると、背景には人員削減計画と製造業の需要の不確実性があるとされていますが、具体的な削減人数などは当サイトで確認できていません。フォークリフトや倉庫自動化設備は、顧客企業の設備投資の動向に左右されやすい事業でもあります。

投資家にとっては、直近の利益が伸びていても、株価はそれとは別に景気敏感な業種特性の影響を受けている、という点を踏まえる必要がある、ということです(将来の株価を予測するものではありません)。

PERは約14.03倍、予想PERは約9.99倍とギャップがある

実績PERは約14.03倍、予想PERは約9.99倍です(実測)。当サイトではこの差の理由までは分析しておらず、割安かどうかの判断もしていません。

投資家にとっては、実績と予想でPERに差がある事実を、自分自身の判断材料として確認しておく必要がある、ということです。

配当源泉税は26.375%、条約の限度税率を超える11.375%は外国税額控除の対象外

ドイツの配当源泉税率は26.375%です。日独租税条約の限度税率15%を超える11.375%は日本の外国税額控除の対象外で、ドイツ税務当局(BZSt)へ直接請求する必要があります(2023年以降は電子提出必須、請求期限は暦年末から4年以内)。

投資家にとっては、表面利回りだけでなく、税引き後にどれだけ手元に残るかを事前に把握しておく必要がある、ということです。

キオンはフォークリフトと倉庫自動化で稼ぐ会社

キオンは、フォークリフトと倉庫自動化システムを手がけるドイツの会社です。リンデ・マテリアル・ハンドリング、STILL、デマティックなどのブランドを持ち、2024年12月期の売上は産業車両・サービス部門が86億0,900万ユーロ、サプライチェーン・ソリューション部門が29億4,300万ユーロでした(出典:キオン公式アニュアルレポート https://reports.kiongroup.com/2024/ar/management-report/kion-group-ag.html)。

会社発表によると、2024年12月期の売上高は115億0,300万ユーロ(前年比+0.6%)、純利益は3億6,920万ユーロ(同+17.4%)でした。

報道によると、中国の濰柴動力(ウェイチャイ・パワー)が子会社を通じてキオンの株式の約46%を保有する筆頭株主とされています。当サイトでは最新の保有比率を公式資料で確認できておらず、この事実をもって経営を支配しているとまでは断定しません。

同じドイツの産業機械株としては、鉄道・商用車部品のクノールブレムゼや、商用車のダイムラートラックがしばしば比較対象になります。国・事業内容・配当方針は銘柄ごとに異なります。

1株配当0.62ユーロと、ドイツの源泉税26.375%

キオンの1株配当は0.62ユーロ、実測の表面利回りは約1.51%(配当性向21.09%)です。前年の1株配当0.82ユーロからは約24%減配されています。

ドイツの配当源泉税率は26.375%です。日独租税条約の限度税率15%を超える11.375%は日本の外国税額控除の対象外で、ドイツ税務当局(BZSt)へ直接請求する必要があります(2023年以降は電子提出必須、請求期限は暦年末から4年以内)。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。外国税額控除や現地還付請求をしない場合の税引き後利回りの目安は約0.89%です(1.51% ×(1−0.26375)× 0.79685で計算)。

チャートで今の株価水準を見る

本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

広告TradingViewでキオンのチャートを詳しく見る

株価だけでなく、売上や利益、配当の推移も図で確かめたいときは、Simply Wall St という海外の分析サイトが使えます。欧州の上場企業も扱っていて、会社名で検索すると、その会社の財務の推移を一覧で見られます。サイトの画面は日本語にも対応しています。

無料プランでは、銘柄レポートを月5件まで見られます。登録から7日間は有料版の機能を試せます(クレジットカードの登録は不要)。当サイトはSimply Wall Stと提携しており、有料プランの申込みがあると紹介料を受け取ります。

日本から買う方法と、1株あたりの手数料

キオンの上場市場はフランクフルト証券取引所(Xetra)のみで、ティッカーは「KGX」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:KNNGF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社キオン株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし
サクソバンク証券○ ドイツ取引所の株を売買できる(キオンの取扱いは、口座(デモ)の銘柄検索で確かめられます)。NISAは対象外
野村證券(オンライン)○ ドイツの原株(コードG0918)。NISA成長投資枠の表示あり(2026年10月12日確認)。注文画面は当サイトでは確認できていません

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「KGX」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約7,631円613円約8.03%
10株約76,300円613円約0.80%

手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ユーロ(約613円)です。1株だと手数料負担率は約8.03%と重く、現実的には10株単位(約7万6,300円)でのまとめ買いが前提になります。10株まとめると負担率は約0.80%まで下がります。

キオンを1株だけ買うと、手数料の負担率は約8.03%になります。最低手数料が効くため、まとめて買うほど負担率は下がります。実際の手数料を、口座の画面で確かめられます。

欧州株1,800銘柄以上・9取引所に対応。特定口座あり、NISAは対象外です。配当には現地で源泉税がかかり、手取りは表面の利回りより下がります(本文参照)。

キオン株が向く人・向かない人

向く人理由
倉庫自動化・産業車両の分野に興味がある人フォークリフトと倉庫自動化の2部門を持つ
利益の伸びを重視する人2024年12月期の純利益は前年比+17.4%
10株単位でまとめ買いできる人手数料負担率が約0.80%まで下がる
向かない人理由
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(キオン株は野村證券(オンライン)でNISA成長投資枠の表示あり・注文画面は未確認。ドイツ以外の欧州株ならIB証券という選択肢もある)
少額の1株買いをしたい人手数料負担率が約8.03%と重い
配当額の安定を重視する人1株配当は0.82ユーロから0.62ユーロへ約24%減配

口座開設から最初の1株までの流れは、公式サイトで確かめられます。

開設までの日数は当サイトの解説記事にあります。

キオン株のよくある質問

2024年12月期の業績はどうでしたか?

会社発表によると、2024年12月期の売上高は115億0,300万ユーロ(前年比+0.6%)、調整後EBITは9億1,720万ユーロ(同+16.0%)、純利益は3億6,920万ユーロ(同+17.4%)でした。売上の伸びがわずかでも、利益の伸びがそれを上回っている、ということです。

最低いくらから買えますか?

1株約7,631円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約8.03%と重いため、10株単位(約7万6,300円)でのまとめ買いが前提です。

配当は減っているのですか?

はい、減配しています。1株配当は前年の0.82ユーロから0.62ユーロへ約24%減っており、配当性向は21.09%です。当サイトでは減配の理由までは確認できていません。

配当の税金はどうなりますか?

ドイツの配当源泉税率は26.375%です。日独租税条約の限度税率15%を超える11.375%は日本の外国税額控除の対象外で、ドイツ税務当局(BZSt)へ直接請求する必要があります。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で持ちたい場合は、キオン株なら野村證券(オンライン)でNISA成長投資枠の表示があります(2026年10月12日確認。注文画面は当サイトでは確認できていません)。ドイツ以外の欧州株なら、IB証券という選択肢もあります。

まとめ:数字は出ているのに、株価は下げている

  • メリット:2024年12月期の純利益は前年比+17.4%・調整後EBITは同+16.0%増/産業車両・サービスとサプライチェーン・ソリューションの2部門構成/リンデ・マテリアル・ハンドリング、STILL、デマティックなど複数の主要ブランド
  • デメリット:1株配当は0.82ユーロから0.62ユーロへ約24%減配/株価は1年で−30.46%下落、フォークリフト・倉庫設備は顧客の設備投資に左右されやすい事業/配当源泉税26.375%のうち11.375%は外国税額控除の対象外
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約7,631円から。10株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.80%

特定口座で確定申告の手間を減らしながら、日本語の画面で欧州株を持つ。その入口です。NISAを優先したい方には、キオン株なら野村證券(オンライン。NISA成長投資枠の表示あり、注文画面は当サイトでは確認できていません)、ドイツ以外の欧州株ならIB証券という選択肢もあります。

口座の種類と開設までの日数は当サイトの解説記事にまとめています。NISAは対象外です。

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はキオンの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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この記事を書いた人

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。

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