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ベリモ株の魅力とリスク|売上+18.7%と日本からの買い方【2026年】

ベリモ株の魅力とリスク|売上+18.7%と日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • ベリモは空調の制御機器(バルブ・アクチュエータ・センサー)を作るスイスの会社です
  • 魅力の核心:報道によると、2025年の売上増加の半分近くはデータセンター関連(売上高は+18.7%)
  • 最大のリスク:PERは約50.1倍と高く、データセンター需要への依存度も高い水準
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約16万5,800円から(推奨ロット1株が目安/1株からでも手数料負担率は約0.66%と軽い)

報道によると、2025年の売上増加のうち半分近くがデータセンター関連とされます。空調の制御機器(バルブ・アクチュエータ・センサー)を作るスイスの会社、ベリモの2025年12月期は売上高が前年比+18.7%(現地通貨ベースでは+23.3%)となりました。AI向けサーバーの冷却需要、とくにチップを液体で直接冷やす液冷方式向けの制御バルブが伸びているとされます。

一方で、株価は1年で-6.54%となっており、52週レンジの上限969.50フランに対して現在は835.50フランで推移しています。実績PERは約50.1倍と高く、成長の大きな部分をデータセンター需要に依存している点も見逃せません。

同じスイスの銘柄としては、建材のシーカや建築設備のゲベリットが比較対象になります。ベリモの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

ベリモ株の基本データ(2026年8月23日時点)

株価835.50スイスフラン(1株 約165,800円)
52週レンジ608.50〜969.50フラン
時価総額約102億フラン
PER約50.1倍(予想 約39.1倍)
配当利回り1.20%(1株配当 10スイスフラン)
上場市場SIXスイス証券取引所
1年の株価騰落-6.54%

売上増の半分近くがデータセンター関連(報道)|ベリモ株の魅力

報道によると、2025年の売上増加の半分近くがデータセンター関連

報道によると、ベリモの2025年の売上増加のうち半分近くはデータセンター関連とされています。AI向けサーバーの冷却需要を背景に、とくにチップを液体で直接冷やす液冷方式向けの制御バルブが伸びているとされます。

投資家にとっては、空調機器という既存事業の枠を超えて、データセンター向け需要という収益源が実際の売上増加として数字に表れているということです。

売上高+18.7%(現地通貨ベースでは+23.3%)、営業利益は+28.6%

2025年12月期の売上高は11億2,080万フランで、前年比+18.7%(現地通貨ベースでは+23.3%)でした。営業利益は2億3,290万フランで同+28.6%、利益率は20.8%と前年の19.2%から改善しています(出典:ベリモ公式の年次報告)。

投資家にとっては、売上の伸び以上に利益率が改善しているという点が、事業運営の効率性を測る材料になります。

制御バルブ製品が+31.3%成長、売上全体の53%を占める

会社発表によると、制御バルブ(コントロールバルブ)製品は+31.3%成長し、売上全体の53%を占めています。

投資家にとっては、主力製品であるバルブが会社全体の成長を牽引していることが、数字で裏付けられているということです。

1株配当は10フランに増配、前年の9.50フランから

会社発表によると、1株配当は前年の9.50フランから10.00フランに増配されました。配当性向は59.96%です。

投資家にとっては、業績の伸びが配当の増額という形で株主に還元されていることを確認できる材料です。

PER約50.1倍とデータセンター依存|先に知っておきたいリスク

PERは約50.1倍と高く、データセンター需要への依存度も高い

実績PERは約50.1倍(予想は約39.1倍)と高い水準です。会社発表・報道によると、成長の大きな部分がデータセンター需要に依存しています。

投資家にとっては、このデータセンター需要が鈍れば、現在の高いPERが維持されない可能性があるということです。データセンター向け需要という材料と、その需要への依存度の高さは表裏一体の関係にあります。

1年で株価-6.54%、52週高値969.50フランから下落

株価は1年で-6.54%となっており、52週高値969.50フランに対し、現在値は835.50フランです。

投資家にとっては、業績の伸びと株価の値動きが必ずしも一致していないことを示す数字であり、高いPERの水準とあわせて確認しておく必要があります。

1株約16万5,800円と高額、少額投資には不向き

株価は835.50スイスフランで、1株あたり約16万5,800円です。

投資家にとっては、少額から株式投資を始めたい人には、1株単位でもハードルが高い価格帯だということです。

スイスの源泉税は35%、条約適用後も25%はESTVへ直接請求が必要

スイスの現地源泉税は35%で欧州の中でも最重量級です。日瑞租税条約の限度税率10%を超える25%分は、スイス税務当局ESTVへ直接請求する必要があります。

投資家にとっては、配当を受け取ってもそのままでは高い税負担が残り、還付の手続きを自分で行わない限り実質的な利回りが目減りするということです。

ベリモは空調の制御機器で稼ぐスイスの会社

ベリモは、空調(暖房・換気・冷房)の制御機器を作るスイスの会社です。空気や水の流れを調節するアクチュエータ・バルブ・センサーが主力製品です。

2025年12月期の決算では、売上高11億2,080万フラン(前年比+18.7%、現地通貨ベースでは+23.3%)、営業利益2億3,290万フラン(同+28.6%、利益率20.8%)、純利益1億8,160万フラン、1株利益14.77フラン(前年11.94フラン)でした(出典:ベリモ公式の年次報告 https://report.belimo.com/ar25/en/management-report )。

報道によると、2025年の売上増加のうち半分近くはデータセンター関連とされ、AI向けサーバーの冷却需要、とくに液冷方式向けの制御バルブが伸びているとされます。会社発表によると、制御バルブ製品は+31.3%成長し、売上全体の53%を占めています。アジア太平洋地域の売上は現地通貨ベースで+28.9%成長しました。

ベリモの日本での事業体制について、当サイトでは確認できていません。

同じスイスの銘柄としては、建材のシーカや建築設備のゲベリットが比較対象になります。

1株配当10フランと、スイスの源泉税35%

ベリモの1株配当は10.00スイスフラン、表面利回りは1.20%です。

スイスの現地源泉税は35%で欧州の中でも最重量級です。日瑞租税条約の限度税率10%を超える25%分は、スイス税務当局ESTVへ直接請求する必要があります。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約0.62%です(計算式:1.20% ×(1−0.35)× 0.79685)。

チャートで今の株価水準を見る

本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

広告TradingViewでベリモのチャートを詳しく見る

株価だけでなく、売上や利益、配当の推移も図で確かめたいときは、Simply Wall St という海外の分析サイトが使えます。欧州の上場企業も扱っていて、会社名で検索すると、その会社の財務の推移を一覧で見られます。サイトの画面は日本語にも対応しています。

無料プランでは、銘柄レポートを月5件まで見られます。登録から7日間は有料版の機能を試せます(クレジットカードの登録は不要)。当サイトはSimply Wall Stと提携しており、有料プランの申込みがあると紹介料を受け取ります。

日本から買う方法と、1株からの手数料負担率

ベリモの上場市場はSIXスイス証券取引所のみで、ティッカーは「BEAN」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:BLMOY・BLHWF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社ベリモ株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. スイスフランに両替する
  5. ティッカー「BEAN」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約165,800円1,092円0.66%
推奨ロット(1株)約165,800円1,092円0.66%

手数料は約定金額の0.132%、最低5.5スイスフラン(約1,092円)です。1株からでも手数料負担率は約0.66%と軽く、1株単位からの購入が現実的です。

ベリモは1株の値段が高く、1株だけ買っても手数料の負担率は約0.66%で済みます。実際の手数料と取扱いを、口座の画面で確かめられます。

欧州株1,800銘柄以上・9取引所に対応。特定口座あり、NISAは対象外です。配当には現地で源泉税がかかり、手取りは表面の利回りより下がります(本文参照)。

ベリモ株が向く人・向かない人

向く人理由
データセンター関連の成長ストーリーに関心がある人報道によると2025年の売上増加の半分近くがデータセンター関連
営業利益率の改善を評価したい人営業利益率は20.8%(前年19.2%から改善)
1株単位でも手数料負担を抑えたい人1株からでも手数料負担率は約0.66%と軽い
向かない人理由
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある)
少額から株式投資を始めたい人1株約16万5,800円と高額
割高なPERやデータセンター依存を避けたい人実績PERは約50.1倍、成長の大きな部分をデータセンター需要に依存

口座開設から最初の1株までの流れは、公式サイトで確かめられます。

開設までの日数は当サイトの解説記事にあります。

ベリモ株のよくある質問

ベリモ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がSIXスイス証券取引所のみのためです。米国預託証券(BLMOY・BLHWF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

最低いくらから買えますか?

1株約165,800円から購入できます。1株からでも手数料負担率は約0.66%と軽いため、1株単位からの購入が現実的です。

PERが約50.1倍というのは割高ですか?

実績PERは約50.1倍(予想は約39.1倍)と高い水準です。会社発表・報道によると、成長の大きな部分がデータセンター需要に依存しており、この需要が鈍れば現在の高いPERが維持されない可能性があります。割高かどうかの判断は当サイトでは行いません。

業績が伸びているのに、なぜ株価は1年で−6.54%なのですか?

2025年12月期は売上高+18.7%・営業利益+28.6%と伸びていますが、株価は1年で−6.54%となっており、52週高値969.50フランに対し現在値は835.50フランです。業績の伸びと株価の値動きが必ずしも一致していないことを示しています。

ADR(BLMOY・BLHWF)とベリモ株(BEAN)の違いは何ですか?

BLMOY・BLHWFは米国のOTC市場でのみ取引される預託証券で、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。本記事で扱うBEANはSIXスイス証券取引所に上場する原株で、日本からはサクソバンク証券などでこちらを直接購入することになります。

まとめ:データセンター需要の追い風と、その依存度の高さ

  • メリット:報道によると2025年の売上増加の半分近くがデータセンター関連/売上高+18.7%・営業利益+28.6%/1株配当は10フランに増配
  • デメリット:PERは約50.1倍と高くデータセンター需要への依存度も高い/1年で株価-6.54%/スイスの源泉税35%
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約165,800円から。1株からでも手数料負担率は約0.66%

特定口座で確定申告の手間を減らしながら、日本語の画面で欧州株を持つ。その入口です。NISAを優先したい方には、IB証券という選択肢もあります。

口座の種類と開設までの日数は当サイトの解説記事にまとめています。NISAは対象外です。

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はベリモ社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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この記事を書いた人

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。

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