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この記事の結論
- 「テンバガー・ハンター・ヨーロッパ」には、Aコース(為替ヘッジあり)とBコース(為替ヘッジなし)の2つがあります。当サイトの前の記事で解説したのはBコースです
- 楽天証券の公式ページでは、AコースもBコースも「IFA(金融仲介業者)コースのみの取扱となります。一般でのお取引はできません」と表示されています(2026年9月29日確認)。一般の口座で買える証券会社は、当サイトでは確認できていません
- 純資産額はAコース3.03億円、Bコース517.32億円で、170倍近い差があります(楽天証券、2026年9月28〜29日時点)
- 1年のリターンは、Aコース+12.80%、Bコース+19.82%。6か月ではAコース+13.04%、Bコース+12.04%と、期間によって順位が入れ替わっています(楽天証券、2026年9月25日更新)
「テンバガー・ハンター・ヨーロッパ」について調べていると、「Aコース(為替ヘッジあり)」と「Bコース(為替ヘッジなし)」という2つの表記を見かけることがあります。両者は何が違うのか、そもそも自分の口座で買えるのかを、楽天証券の公式ページで確認しました。
先に断っておくと、当サイトはこの投資信託の販売・勧誘を行っておらず、購入を推奨する記事ではありません。
楽天証券では、AコースもBコースも「IFA専用」と表示されている
楽天証券のファンド詳細ページには、AコースにもBコースにも、次の表示があります。
「IFA(金融仲介業者)コースのみの取扱となります。一般でのお取引はできません。」
IFA(Independent Financial Advisor、独立系ファイナンシャルアドバイザー)とは、特定の金融機関に属さずに投資の助言や仲介を行う事業者のことです。この表示のとおりであれば、楽天証券の通常のネット口座からは、AコースもBコースも購入できないことになります。
一方で、ほかの証券会社や銀行で、一般の個人が口座を開いて買えるのかどうかは、当サイトでは確認できていません。検索すると、複数の金融機関の名前が「取扱い」として挙がる第三者サイトもありますが、楽天証券の公式表示と食い違って見える部分もあるため、購入を検討される場合は、ご利用の証券会社の商品ページで、ご自身の口座から購入できるかを確かめるのが確実です。
AコースとBコースを比較する
楽天証券のファンド詳細ページ(2026年9月28〜29日時点)から、主な項目を並べました。
| 項目 | Aコース(為替ヘッジあり) | Bコース(為替ヘッジなし) |
|---|---|---|
| 楽天証券での取扱い表示 | 「IFAコースのみ・一般でのお取引はできません」 | 「IFAコースのみ・一般でのお取引はできません」 |
| 純資産総額 | 3.03億円 | 517.32億円 |
| 1年のリターン(期間) | +12.80% | +19.82% |
| 6か月のリターン(期間) | +13.04% | +12.04% |
| 運用管理費用(信託報酬) | 1.6445%(税込) | 1.6445%(税込) |
| 設定日 | 2025年4月30日 | 2025年4月30日 |
| NISA成長投資枠 | 対象 | 対象 |
前の記事に載せたBコースの「1年リターン+26.56%」は、日本経済新聞の投資信託ページの2026年8月末時点の数字です。この記事の+19.82%は、楽天証券の2026年9月25日更新分で、出所と時点が異なります。比較はどちらも楽天証券の同じ日付の数字で行っています。
純資産総額は170倍近い差があり、資金の大半はBコースに集まっていることが分かります。1年のリターンはBコースが上回っていますが、6か月ではAコースがわずかに上回っており、期間によって順位が入れ替わっています。
為替ヘッジの有無で、値動きはどう変わるか
為替ヘッジには、円と外貨(このファンドの場合は主にポンド・ユーロなど)の短期金利差に応じたコストがかかります。また、為替ヘッジをすると、円高になったときに外貨建て資産が円換算で目減りするのを抑えられる一方、円安が進んだ場合の為替差益は得られません。ヘッジなしのBコースは、これらの影響をそのまま受けます。
運用開始(2025年4月30日)以降のリターンの違いに、ヘッジコストと為替変動がどれだけ影響したのか、その内訳までは当サイトでは確認できていません。期間によってどちらが上回るかは入れ替わるため、過去の一時点の差だけで、どちらが有利とは言えないと考えています。
為替ヘッジという考え方がない、欧州株を外貨のまま直接保有する方法もあります。
個別株は為替ヘッジがなく、円とユーロ・ポンドなどの為替レートがそのまま反映されます。NISAは対象外です。
当サイトで確認できていないこと
- 一般の個人が口座を開いて、AコースまたはBコースを実際に購入できる証券会社・銀行(楽天証券は「IFAコースのみ」と表示しています。SBI証券のサイト内では、欧州版Aコース単体の取扱いページが見当たりませんでした)
- AコースとBコースのリターンの差が、為替ヘッジコストと為替変動のどちらにどれだけ起因するか
- Aコースの純資産額が少ない理由(IFA専用という取扱い方針以外の要因があるか)
まとめ
- 「テンバガー・ハンター・ヨーロッパ」にはAコース(為替ヘッジあり)とBコース(為替ヘッジなし)がある
- 楽天証券の公式ページでは、AコースもBコースも「IFAコースのみの取扱、一般でのお取引はできません」と表示されている。一般の口座で買える証券会社は確認できていない
- 純資産はAコース3.03億円・Bコース517.32億円。1年のリターンはAコース+12.80%・Bコース+19.82%だが、6か月ではAコース+13.04%・Bコース+12.04%と、期間で順位が入れ替わる
- 為替ヘッジの有無による差の内訳(ヘッジコストと為替変動)は、当サイトでは確認できていない
ここからは筆者の考えです。筆者はポルトガル在住で、IBKRの口座から欧州株ETFを中心に保有しています。今回調べてみて、商品名や愛称、ランキングで見かけるファンドでも、自分の口座から買えるとは限らないことを、あらためて感じました。気になった投資信託は、内容を調べる前に、まず自分の口座で購入できるかを確かめておくと、遠回りをせずにすむと思います。
個別株を選ぶ場合の口座の種類や開設までの流れは、先に見ておけます。
口座の種類と開設までの日数は当サイトの解説記事にまとめています。NISAは対象外です。
この記事の検証方法
- 【訂正】2026年9月30日:公開時は「Aコースだけが一般に買えず、実質Bコース一択」と書き、Bコースの数字も出所と時点の違うもの(日本経済新聞の8月末)を使っていました。楽天証券ではAコース・Bコースとも「IFAコースのみ」と表示されていること、比較は楽天証券の同じ日付の数字で行うことに改め、記事全体を書き直しました
- AコースとBコースの取扱い表示・基準価額・純資産額・リターン・信託報酬・設定日は、楽天証券のファンド詳細ページで2026年9月29日に確認しました(データ更新日は2026年9月28〜29日、リスクリターンは2026年9月25日更新)
- NISA成長投資枠の対象かどうかは、Aコースは楽天証券のページ、Bコースは新NISAナビ(NPO法人確定拠出年金教育協会)のページで確認しました
- SBI証券でのAコースの取扱いは、同社サイト内での検索により確認を試みましたが、2026年9月29日時点で単体の取扱いページを確認できませんでした
- 記載の内容は2026年9月29日時点のものです。基準価額・純資産総額・取扱い方針は変更されることがあります
- 当サイトはこの投資信託の販売・勧誘を行っておらず、購入を推奨するものではありません
- 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資信託・銘柄の売買を推奨するものではありません。当サイトは本記事で扱う投資信託の販売・勧誘は行っていません。記載の内容は2026年9月29日に当サイトが確認した情報にもとづいており、変更される場合があります。過去の実績は将来の運用成果を示唆・保証するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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