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テンバガー・ハンター・ヨーロッパの組入銘柄|買えると確認できたのは3社【2026年】

テンバガー・ハンター・ヨーロッパの組入銘柄|買えると確認できたのは3社【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • 「テンバガー・ハンター・ヨーロッパ」が公表するモデルポートフォリオの組入上位10銘柄を確認したところ、日本のネット証券で買えると考えられるのは3銘柄(シェル・トタル・エナジーズ・GSK)でした(いずれも米国の取引所に上場しているため)
  • 残り6銘柄(DCC・ソプラ・ステリア・ラズボーンズ・コカ・コーラHBC・ビナバーガー・インチケープ)は、米国にADR(米国預託証券)はあるもののOTC(店頭市場)どまりで、日本のネット証券では新規購入できないと考えられます(各社の取扱い銘柄を1つずつ突き合わせたわけではありません)
  • 上位10銘柄の合計比率は14.1%。ファンドは185銘柄に分散しており、上位銘柄をまねて個人で買っても同じ分散効果は得られません
  • このデータは運用会社が示した「モデルポートフォリオ」(参考の組入イメージ)であり、ファンドの実際の保有銘柄・比率ではありません。当サイトはファンドの実際の保有を確認できていません

前回の記事では、「テンバガー・ハンター・ヨーロッパ」という愛称の投資信託が何なのかを確認しました。今回はもう一歩踏み込んで、このファンドが公式資料で示している「モデルポートフォリオ」の組入上位10銘柄を確認し、当サイトが扱っている個別株投資(サクソバンク証券経由)と、どちらがどんな企業に投資できるのかを整理します。

先に断っておくと、当サイトはこの投資信託の販売・勧誘を行っておらず、購入を推奨する記事ではありません。また、これから紹介する組入銘柄は運用会社が示した「モデルポートフォリオ」であり、ファンドが現在実際に保有している銘柄とは異なる可能性があります。

目次

モデルポートフォリオの組入上位10銘柄

フィデリティ投信の販売用資料によると、「テンバガー・ハンター・ヨーロッパ」(正式名称:フィデリティ・欧州割安成長株投信)のモデルポートフォリオ(2025年2月末時点)の組入上位10銘柄は、以下の通りです。ファンドの組入銘柄数は185です。

銘柄国・地域業種比率日本のネット証券での取扱い
DCCアイルランド資本財・サービス2.0%OTCどまり(DCCPY・Unsponsored ADR)
シェル英国エネルギー2.0%NYSE本上場(SHEL)
ソプラ・ステリア・グループフランス情報技術1.8%OTCどまり(SPPSY・Unsponsored ADR)
トタル・エナジーズフランスエネルギー1.5%NYSE本上場(TTE)
ラズボーンズ・グループ英国金融1.3%OTCどまり(RTBBF)
コカ・コーラHBCスイス生活必需品1.3%OTCどまり(CCHGY・ADR)
ビナバーガーオーストリア素材1.1%OTCどまり(WBRBY・ADR)
インチケープ英国一般消費財・サービス1.1%OTCどまり(INCPY・Unsponsored ADR)
バンキンテルスペイン金融1.0%ADRなし。サクソバンク証券で購入可
GSK英国ヘルスケア1.0%NYSE ADR上場(GSK)
比率はモデルポートフォリオ・ベース(対純資産総額比率)。上位10銘柄の合計は14.1%。取扱いは当サイトが2026年9月29日に確認

この表でいちばん注目してほしいのは、右端の列です。上位10銘柄のうち、日本のネット証券で買えると考えられるのは3銘柄でした。

日本のネット証券で買える3銘柄:シェル・トタル・エナジーズ・GSK

シェル、トタル・エナジーズ、GSKの3社は、いずれも米国のニューヨーク証券取引所(NYSE)に本上場、またはADR(米国預託証券)の形で上場しており、SBI証券・楽天証券などの日本のネット証券でも「米国株」として購入できると考えられます。当サイトの過去の調査でも、シェルとGSKは日本のネット証券で買える銘柄として整理しています。なお、各社の取扱い銘柄の一覧と1つずつ突き合わせてはいません。当サイトがこれらの企業を個別記事にしていないのは、こうした理由からです。当サイトは、日本のネット証券では買えない欧州株を中心に扱っています。

つまり、このファンドの組入上位銘柄の中でも、規模の大きい大型株は日本の投資家にとって比較的身近な存在だと言えます。

OTCどまりの6銘柄

一方、DCC、ソプラ・ステリア・グループ、ラズボーンズ・グループ、コカ・コーラHBC、ビナバーガー、インチケープの6社は、米国にADRはあるものの、いずれも「OTC」(店頭市場、Pink市場)でのみ取引されています。楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規のお買付けを受け付けておりません」と明記しています。SBI証券の公式FAQは、OTC市場に移行した米国株式について「売却注文に限り」受け付けるとしています。6銘柄それぞれの取扱いを各社で1つずつ確認したわけではありませんが、OTCで取引されている銘柄は、日本のネット証券では新規購入できないと考えられます。

これらの企業は本国(アイルランド・フランス・英国・オーストリア)の証券取引所に上場していますが、日本の個人投資家が直接買うには、サクソバンク証券のように欧州の取引所を取り扱う証券会社が必要になります。ファンドが「割安な成長株」として選んでいる企業ほど、日本の個人投資家にとっては手が届きにくい、という構図が見えてきます。

欧州の取引所に上場する銘柄を、口座を開く前に確かめられます。

欧州株1,800銘柄以上・9取引所に対応。ただし、これらの6銘柄が実際に取扱い対象かどうかは、口座開設前にご自身でご確認ください。

バンキンテルは当サイトで解説済み

残るバンキンテルは、スペインの銀行です。米国ADRは無く、本国スペインの証券取引所(BME)に上場しています。この銘柄については、当サイトの個別記事ですでに買い方を解説しています。

個人でまねる場合の注意点

  • 上位10銘柄の合計比率は14.1%にとどまり、ファンド全体は185銘柄に分散されています。上位銘柄だけを個人で買っても、同じ分散効果にはなりません
  • モデルポートフォリオは2025年2月末時点のデータで、ファンドの設定日(2025年4月30日)より前のものです。現在の実際の保有銘柄・比率とは異なる可能性があります
  • OTCどまりの銘柄をどうしても買いたい場合は、本国の証券取引所に対応した証券会社(サクソバンク証券など)が選択肢になります(各銘柄が取扱い対象かどうかは、口座開設前にご確認ください)。OTCのADRは流動性が低いことが知られています

当サイトで確認できていないこと

  • ファンドが現在実際に保有している銘柄・比率(今回紹介したのはあくまで公式資料の「モデルポートフォリオ」です)
  • これら6銘柄が、サクソバンク証券をはじめとする各証券会社で実際に取引可能かどうか(本国の取引所への対応状況は証券会社によって異なります)
  • DCC・ソプラ・ステリア・ラズボーンズ・ビナバーガー・インチケープの、日本語での詳しい企業情報や配当実績
  • 10銘柄それぞれが、SBI証券・楽天証券などの日本のネット証券で実際に購入できるか(各社の取扱い銘柄を1つずつ突き合わせてはいません)

まとめ

  • 「テンバガー・ハンター・ヨーロッパ」のモデルポートフォリオ組入上位10銘柄のうち、日本のネット証券で買えると考えられるのは3銘柄(シェル・トタル・エナジーズ・GSK)
  • 残り6銘柄はOTCどまりで、日本のネット証券では買えないと考えられる。本国の取引所に対応した証券会社が選択肢になる
  • バンキンテルは当サイトの個別記事ですでに買い方を解説済み
  • モデルポートフォリオはあくまで参考データで、ファンドの現在の実際の保有とは異なる可能性がある

ここからは筆者の考えです。筆者はポルトガル在住で、IBKRの口座から欧州株ETFを中心に保有しています。今回調べてみて、「割安な成長株」を専門家が選ぶファンドと、個人が直接買える欧州株の間には、思った以上に距離があると感じました。手間をかけずに幅広い欧州企業に分散したいなら、こうした投資信託が合理的だと思います。

個別株を選ぶ場合の口座の種類や開設までの流れは、先に見ておけます。

口座の種類と開設までの日数は当サイトの解説記事にまとめています。NISAは対象外です。

この記事の検証方法

  • 【訂正】2026年9月30日:6銘柄について「SBI証券でも同様の扱い」と書いていましたが、SBI証券の取扱いを確認できていなかったため、「新規購入できないと考えられる」に改めました。3銘柄についても、各社の取扱い銘柄の一覧とは突き合わせていない旨を追記し、タイトルの「だけ」を外しました
  • モデルポートフォリオの組入上位10銘柄・比率・組入銘柄数は、フィデリティ投信作成の販売用資料(丸三証券取扱い、2025年8月付、18ページ「モデルポートフォリオの組入上位銘柄」、FMR Co・LSEGよりフィデリティ投信作成、2025年2月末時点)にもとづいています
  • 各銘柄の上場状況(NYSE本上場かOTCどまりか)は、OTC Markets公式サイト、Citiの預託証券サービス公式サイト、NYSE公式サイトなどで、2026年9月29日に確認しました
  • 楽天証券のOTC市場の取扱い方針は、同社の公式説明にもとづいています。SBI証券については、公式FAQ「米国株式のOTC市場に移行した銘柄の売却方法」(2026年9月30日確認)にもとづいています
  • 記載の内容は2026年9月29日時点のものです。上場状況・取扱いは変更されることがあります
  • 当サイトはこの投資信託の販売・勧誘を行っておらず、購入を推奨するものではありません
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資信託・銘柄の売買を推奨するものではありません。当サイトは本記事で扱う投資信託の販売・勧誘は行っていません。記載の内容は2026年9月29日に当サイトが確認した情報にもとづいており、変更される場合があります。過去の実績・組入銘柄は将来の運用成果を示唆・保証するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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この記事を書いた人

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。

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