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デンマーク株OMXC25の構成銘柄|医療が7社、マースクは2種類入る【2026年】

デンマーク株OMXC25の構成銘柄|医療が7社、マースクは2種類入る【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • デンマークの代表的な株価指数OMXC25の構成銘柄は25ですが、会社の数は24社です(ナスダックの一覧、2026年9月16日時点)
  • マースクだけA株とB株の両方が入っています。マースクの発表では、議決権があるのはA株で、B株の議決権は「該当なし」とされています
  • 当サイトの分類では、ノボ・ノルディスクやコロプラストなど医療・医薬が7社で最多です。次いで銀行・保険の金融が5社です
  • デンマークの会社の配当にかかる現地の税金は27%です。ノルデアはフィンランドの会社なので基準が変わります

ノボ・ノルディスク、マースク、ヴェスタス、カールスバーグ。日本でも名前を知られた会社が多いのがデンマーク株です。サクソバンク証券の手数料表にはコペンハーゲンの取引所が載っており、日本から買う入り口があります。

デンマーク株の顔ぶれを知る最初の目安が、株価指数のOMXC25です。この記事では、指数を算出するナスダックの一覧で構成銘柄を確認し、業種の偏り、マースクが2種類入っている理由、配当にかかる税金を整理します。スウェーデンのOMXS30を調べた記事と同じ方法で見ています。

目次

OMXC25の構成銘柄——ナスダックの一覧

ナスダックの指数ページに掲載されている構成銘柄です。業種の分類と事業の説明は、当サイトが補ったものです。

業種(当サイトの分類)会社(一覧上の株の種類)社数
医療・医薬ノボ・ノルディスク(B)、ジェンマブ、ジーランド・ファーマ、コロプラスト(B)、アンブ(B)、デマント、GNストア・ノード7社
金融(銀行・保険)ダンスケ銀行、ALシドバンク、ユスケ銀行、ノルデア、トリグ5社
産業(設備・建材・サービス)FLSmidth、NKT、ロックウール(B)、ISS4社
消費カールスバーグ(B)、ロイヤル・ウニブリュー、パンドラ3社
運輸・物流マースク(A・B)、DSV2社
再生可能エネルギーヴェスタス、オーステッド2社
素材(酵素・微生物)ノボネシス(B)1社
ナスダック「OMX Copenhagen 25 Index」の構成銘柄一覧(2026年9月16日の始値基準のデータ)を当サイトが確認。(A)(B)は一覧に表示された株の種類。マースクは2銘柄で1社と数えた

医療・医薬が7社と最も多くなりました。糖尿病・肥満症の薬のノボ・ノルディスク、抗体医薬のジェンマブ、ストーマ(人工肛門)用品のコロプラスト、使い捨ての内視鏡のアンブ、補聴器のデマントとGNストア・ノードと、薬だけでなく医療機器の会社も多いのが特徴です。

スウェーデンのOMXS30では機械・産業系が30社中14社を占めていました。同じ北欧でも、デンマークの指数は医療、海運・物流、風力発電に顔ぶれが寄っており、性格はかなり違います。

銘柄は25、会社は24——マースクだけ2種類入っている

一覧には「A.P. Moller – Maersk A」と「A.P. Moller – Maersk B」が別々の銘柄として載っています。そのため、指数の名前は「25」でも、会社の数は24社です。

2種類の違いは議決権です。マースクが2026年6月30日に出した株式数の発表では、次のように示されています。

株の種類株数(1,000クローネ券)議決権
A株(MAERSK A)9,586,385株19,172,770票
B株(MAERSK B)5,109,279株該当なし
A.P. モラー・マースク「Information about changed number of votes and share capital」(2026年6月30日)より。500クローネ券(A株206株・B株122株)は省略

つまり、A株は議決権のある株、B株は議決権のない株です。株数はA株のほうが多く、両方とも上場して取引されているため、指数にも2銘柄とも採用されています。

ほかの会社は1種類だけです。ノボ・ノルディスク、コロプラスト、カールスバーグ、ロックウールなどは一覧に「B」と表示されています。同じ会社でも種類によって株価や取引の量が違うことがあるので、注文する前に、どの種類の株かを銘柄名で確認するようにしてください。マースクそのものについてはマースク株の記事で扱っています。

デンマーク以外の会社はノルデア1社

社名の法人形態を見ると、24社のうち23社はデンマークの会社の形(A/S)です。残るノルデアは「Abp」で、フィンランドの会社です。スウェーデンのOMXS30にも入っていた銀行で、コペンハーゲンにも上場しています。

配当にかかる現地の税金は、原則として配当を払う会社の国のルールで決まります。コペンハーゲンで買っても、ノルデアの配当にはフィンランドの基準がかかります。

会社の国該当する会社現地の配当税(原則)
デンマークノボ・ノルディスク・マースクなど23社27%(日本との条約の限度税率は15%)
フィンランドノルデア個人は30%(受取人が分からない場合は35%)
デンマークは当サイトの配当税の記事でデンマーク税務当局と財務省の資料から確認した税率。フィンランドはフィンランド税務庁(Vero)の案内で確認

デンマークの27%は、当サイトで扱う欧州の中ではスイスの35%、スウェーデンの30%に次いで重い水準です。条約の限度税率は15%なので、差の12%は手続きをすれば取り戻せる仕組みがあります。ただし、サクソバンク証券の口座で最初から15%が適用されるかは、当サイトでは確認できていません。還付の考え方は、ドイツ・スイス・フランスを例に還付手続きを調べた記事で扱っています。

なお、ノルデアの配当に日本との条約の限度税率がどう適用されるかも、当サイトでは確認できていません。

OMXC25の24社から気になる会社があれば、コペンハーゲンの取扱いを口座の画面で確かめられます。マースクのようにA株とB株がある会社は、銘柄コードの末尾を見比べてから注文するのが基本です。

欧州株1,800銘柄以上・9取引所に対応。特定口座は使えますが、NISAの対象外です。手数料は取引所ごとに最低額があり、少額の買付では負担率が上がります。

ALシドバンクは3行の合併でできた銀行

一覧の先頭にある「AL Sydbank」は、見慣れない名前かもしれません。2025年10月27日の発表によると、シドバンク、アルバイダネス・ランスバンク、ヴェストユスク銀行の3行が合併し、シドバンクを存続会社として「AL Sydbank A/S」の名前で営業することになりました。合併は2025年12月に完了する予定とされ、ヴェストユスク銀行の株は上場廃止、新しく発行されるALシドバンクの株が上場する計画でした。いまのナスダックの一覧にも「AL Sydbank A/S」の名前で載っています。

古い資料や記事では「Sydbank」の名前で出てくることがあります。検索するときは、両方の名前で調べると見落としが減ります。

買うときのコスト

サクソバンク証券の手数料表(クラシック口座・2026年8月19日版)では、コペンハーゲンの手数料は0.132%、最低38.50クローネです。2026年8月27日のECB参照レートで換算すると、最低手数料は約956円になります。同社の取引概要「課税について(市場別)」には、デンマークについて買付時の税金の記載はありませんでした。

このほか、円口座で売買するたびに両替コストがかかります。同社が示している率は売買の都度0.25%で、コペンハーゲンでは約定額が約38万円を超えると、手数料より重くなります。詳しくは両替コストを試算した記事にまとめています。

OMXC25をどう使うか

ここからは筆者の考えです。OMXC25は、25銘柄という少ない数で、医療と海運・風力に顔ぶれが寄った指数だと思います。構成する会社が少ないぶん、1社ごとの業績や、業種全体の流れの影響が出やすい顔ぶれでもあります。

デンマーク株を個別に選ぶなら、会社の国、株の種類、配当の税金の3つを1社ずつ確認する順番が確実だと思います。デンマーク株は配当を出していない会社も多いため、配当を目的にするなら、デンマーク株の特徴を調べた記事もあわせて見ていただくと判断しやすいと思います。

筆者自身はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています。本記事の銘柄を保有しているとは限りません。

まとめ

  • OMXC25は25銘柄・24社。マースクだけA株とB株の両方が入っている
  • マースクのA株は議決権あり、B株の議決権は「該当なし」(2026年6月30日の同社発表)
  • 業種は医療・医薬が7社、金融が5社、産業が4社(分類は当サイト)
  • デンマークの会社の配当税は27%(条約の限度税率15%)。ノルデアはフィンランドの会社で基準が変わる
  • 「ALシドバンク」は2025年12月に完了予定とされた3行合併の銀行
  • 手数料は0.132%(最低38.50クローネ)、円口座では別に両替コストがかかる

確かめたい会社が見つかったら、口座開設の流れを先に見ておけます。

口座の種類と開設までの日数は当サイトの解説記事にまとめています。NISAは対象外です。

この記事の検証方法

  • OMXC25の構成銘柄と株の種類は、ナスダックのOMX Copenhagen 25 Indexのページのデータ(2026年9月16日の始値基準)を2026年9月17日に当サイトが確認しました
  • 業種の分類と各社の事業の説明、会社の国(社名の法人形態から判断)は、当サイトが補足したものです
  • マースクの株式数と議決権は、同社の2026年6月30日の発表によります
  • ALシドバンクの合併は、3行の2025年10月27日の発表によります
  • デンマークの配当税率と条約の限度税率は、当サイトの配当税の記事でデンマーク税務当局と財務省の資料から確認したものです。フィンランドの税率は、フィンランド税務庁の案内ページで確認しました
  • 手数料と買付時の税金の記載は、サクソバンク証券の公式手数料表(2026年8月19日版)と取引概要を使用しています。円換算は2026年8月27日のECB参照レートによります
  • サクソバンク証券の口座でデンマークの配当に条約の限度税率が最初から適用されるか、ノルデアの配当への日本との条約の適用、マースク以外の会社の株の種類ごとの条件は、当サイトでは確認できていません
  • 構成銘柄は定期的に見直されます。記載の内容は2026年9月16日時点のものです
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の構成銘柄・税率・手数料は当サイトが確認した時点の内容にもとづいており、指数の見直しや制度の変更により変わる場合があります。個別の銘柄の配当にかかる税金や株の種類ごとの条件は、会社の発表や証券会社の案内で必ずご確認ください。本記事は税務アドバイスではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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この記事を書いた人

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。

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