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スウェーデン株OMXS30の30社|14社が機械・産業、3社は国籍が違う【2026年】

スウェーデン株OMXS30の30社|14社が機械・産業、3社は国籍が違う【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • スウェーデンの代表的な株価指数OMXS30は30社で構成されています(ナスダックの一覧、2026年9月15日時点)
  • 当サイトの分類では、機械・産業系が14社と約半分を占めます。次いで銀行と投資会社を合わせた金融が7社です
  • ABB(スイス)、アストラゼネカ(イギリス)、ノルデア(フィンランド)の3社はスウェーデン以外の会社で、配当にかかる税金の基準が変わります
  • 一覧には「A株」「B株」など株の種類が付いています。同じ会社でも種類によって条件が違うため、買う前に確認が必要です

サクソバンク証券の手数料表にストックホルムの取引所が載ったことで、ボルボやアトラスコプコ、H&Mといったスウェーデン株も日本から買う入り口ができました。スウェーデン株の顔ぶれを知る最初の目安が、株価指数のOMXS30です。

この記事では、指数を算出するナスダックの一覧で30社を確認し、業種の偏り、スウェーデン以外の会社が混ざっている点、そしてスウェーデン株に特有の「株の種類」を整理します。先にオランダのAEXを調べた記事と同じ方法で見ています。

目次

OMXS30の30社——ナスダックの一覧

ナスダックの指数ページに掲載されている構成銘柄です。業種の分類と事業の説明は、当サイトが補ったものです。

業種(当サイトの分類)会社(一覧上の株の種類)社数
機械・産業ABB、アドテック(B)、アルファ・ラバル、アッサ・アブロイ(B)、アトラスコプコ(A)、エピロック(A)、ヘキサゴン(B)、リフコ(B)、NIBE(B)、サーブ(B)、サンドビック、スカンスカ(B)、SKF(B)、ボルボ(B)14社
金融(銀行)ノルデア、SEB(A)、スベンスカ・ハンデルスバンケン(A)、スウェドバンク(A)4社
金融(投資会社)EQT、インベスター(B)、インドゥストリヴァルデン(C)3社
通信エリクソン(B)、テレ2(B)、テリア3社
消費H&M(B)、エシティ(B)、エボリューション3社
素材ボリデン、SCA(B)2社
医薬アストラゼネカ1社
ナスダック「OMX Stockholm 30 Index」の構成銘柄一覧を2026年9月15日に当サイトが確認。(A)(B)(C)は一覧に表示された株の種類

機械・産業系が14社と、ほぼ半分です。鉱山機械のエピロックとサンドビック、コンプレッサーのアトラスコプコ、ベアリングのSKF、トラックのボルボと、工場や鉱山で使う設備をつくる会社が多いのが特徴です。オランダのAEXが半導体製造装置や金融、消費に分散していたのと比べると、かなり製造業寄りの指数だと言えます。

3社はスウェーデン以外の会社

一覧の社名を見ると、3社はスウェーデンの会社の形(AB)ではありません。ABBは「Ltd」でスイスの会社、アストラゼネカは「PLC」でイギリスの会社、ノルデアは「Abp」でフィンランドの会社です。配当にかかる現地の税金は、原則として配当を払う会社の国のルールで決まるため、同じストックホルムで買っても基準が変わります。

会社の国該当する会社現地の配当税(原則)
スウェーデンボルボ・アトラスコプコなど27社30%
スイスABB35%(資本準備金からの支払いは対象外)
イギリスアストラゼネカ通常の配当に源泉徴収なし
フィンランドノルデア個人は30%(受取人が分からない場合は35%)
スウェーデン・スイス・イギリスは当サイトの配当税の記事で各国税務当局の資料から確認した原則の税率。フィンランドはフィンランド税務庁(Vero)の案内で確認

スウェーデンの30%は、当サイトで扱う欧州の中ではスイスに次いで重い水準です。そのため、配当の手取りだけで見ると、アストラゼネカのようにイギリスの会社のほうが現地の税金は軽くなります。スウェーデンの税率と、条約を超えた分を取り戻す手続きはオランダ株とスウェーデン株の配当税の記事で扱っています。ABBのようなスイスの会社の例外は資本準備金から払われる配当の記事をご覧ください。

なお、ノルデアの配当に日本との条約の限度税率がどう適用されるかは、当サイトでは確認できていません。

OMXS30の30社から気になる会社があれば、ストックホルムでの取扱いと手数料を確かめられます。

欧州株1,800銘柄以上・9取引所に対応。特定口座は使えますが、NISAの対象外です。手数料は取引所ごとに最低額があり、少額の買付では負担率が上がります。

「A株」「B株」とは何か

一覧を見ると、多くの会社の名前に「ser. A」「ser. B」「ser. C」と付いています。スウェーデンでは、同じ会社が条件の違う複数の種類の株を発行し、それぞれ上場させていることがあります。違いの中心は、株主総会での議決権の数です。

OMXS30には、会社ごとにどちらか1種類が採用されています。アトラスコプコ、エピロック、SEB、ハンデルスバンケン、スウェドバンクはA株、ボルボやH&M、エリクソンなど多くの会社はB株、インドゥストリヴァルデンはC株です。

個人投資家にとって大事なのは、種類によって株価や取引の量が違うことがある点です。議決権の多い株のほうが高く取引される会社もあれば、取引が少なく売買しにくい種類もあります。各種類の議決権や配当の条件は会社によって違うので、注文する前に、どの種類の株かを銘柄名で確認するようにしてください。

隣のデンマークの指数OMXC25では、マースクのA株とB株が2種類とも構成銘柄に入っています。議決権の違いはOMXC25の構成銘柄を調べた記事で、会社の発表をもとに整理しました。

買うときのコスト

サクソバンク証券の手数料表(クラシック口座・2026年8月19日版)では、ストックホルムの手数料は0.132%、最低66スウェーデンクローナです。同社の取引概要「課税について(市場別)」には、スウェーデンについて買付時の税金の記載はありませんでした。

このほか、円口座で売買するたびに両替コストがかかります。同社が示している率は売買の都度0.25%で、約定額が大きくなると手数料より重くなります。詳しくは両替コストを試算した記事にまとめています。

OMXS30をどう使うか

ここからは筆者の考えです。OMXS30は、スウェーデンの製造業の強さがそのまま出た指数だと思います。機械・産業系が約半分を占めるので、景気や設備投資の波の影響を受けやすい顔ぶれでもあります。

一方で、配当を目的にするなら、スウェーデンの30%という税率が効いてきます。気になる会社を見つけたら、会社の国、株の種類、配当の税金の3つを1社ずつ確認する、という順番が確実だと思います。

筆者自身はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています。本記事の銘柄を保有しているとは限りません。

まとめ

  • OMXS30は30社。業種は機械・産業系が14社、金融が7社(分類は当サイト)
  • ABB(スイス)・アストラゼネカ(イギリス)・ノルデア(フィンランド)はスウェーデン以外の会社。配当税の基準が変わる
  • スウェーデンの会社の配当税は30%。イギリスの会社は源泉徴収なし、スイスは35%、フィンランドは個人30%
  • A株・B株など株の種類で条件や取引の量が違う。注文前に銘柄名で確認する
  • 手数料は0.132%(最低66クローナ)、円口座では別に両替コストがかかる

確かめたい会社が見つかったら、口座開設の流れを先に見ておけます。

口座の種類と開設までの日数は当サイトの解説記事にまとめています。NISAは対象外です。

この記事の検証方法

  • OMXS30の構成銘柄と株の種類は、ナスダックのOMX Stockholm 30 Indexのページを2026年9月15日に当サイトが確認しました
  • 業種の分類と各社の事業の説明、会社の国(社名の法人形態から判断)は、当サイトが補足したものです
  • スウェーデン・スイス・イギリスの配当税率は、当サイトの配当税の記事で各国の税務当局の資料から確認した原則の税率です
  • フィンランドの税率は、フィンランド税務庁の案内ページで確認しました
  • 手数料と買付時の税金の記載は、サクソバンク証券の公式手数料表(2026年8月19日版)と取引概要を使用しています
  • ノルデアの配当への日本との条約の適用、各社の株の種類ごとの議決権や配当の条件は、当サイトでは確認できていません
  • 構成銘柄は定期的に見直されます。記載の内容は2026年9月15日時点のものです
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の構成銘柄・税率・手数料は2026年9月15日に当サイトが確認した内容にもとづいており、指数の見直しや制度の変更により変わる場合があります。個別の銘柄の配当にかかる税金や株の種類ごとの条件は、会社の発表や証券会社の案内で必ずご確認ください。本記事は税務アドバイスではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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この記事を書いた人

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。

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