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欧州株の投資信託は何がある?インデックス・高配当・配当貴族の6本【2026年】

欧州株の投資信託は何がある?インデックス・高配当・配当貴族の6本【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • 日本で買える欧州株の投資信託を調べると、インデックス型3本・高配当型2本・配当貴族型1本の計6本が確認できました。ETFと違い、円で買え、ほとんどが為替ヘッジなしです
  • 信託報酬は、インデックス型で0.165〜0.4785%、SBI欧州高配当が0.099%、SMT欧州株配当貴族が0.605%。ただし新NISAナビの実質コストは、SBI欧州高配当で0.700%と、信託報酬の7倍です
  • インデックス3本は設定が2025年8月〜2026年6月と新しく、純資産は2〜17億円と小さい規模です。買える証券会社もファンドごとに違います

欧州株に興味はあるけれど、個別株もETFも難しそうだ。円で買えて、積立もできる投資信託はないのか。そう考えて「欧州株 インデックス」「欧州株 投資信託」と検索する方は多いようです。この記事では、日本の証券会社で確認できた欧州株の投資信託6本を、運用会社・販売会社の公式ページと、新NISAナビ(NPO法人確定拠出年金教育協会)の調査で整理しました。

当サイトは、特定の投資信託の購入を勧めるものではありません。数字は、出所と日付を表の注記に書いています。

目次

6本を並べて比べる

ファンド運用会社連動・方針設定日純資産信託報酬(税込)実質コスト(ナビ)成長投資枠つみたて投資枠取扱い
楽天・欧州株式インデックス楽天投信投資顧問MSCIヨーロッパ(配当込み・円換算)2025/8/1417.02億円0.308%0.648%可可楽天証券のみ
インデックスファンドSTOXXヨーロッパ600(欧州株式)アモーヴァ・アセットマネジメントSTOXXヨーロッパ600(税引後配当込み・円換算)2026/6/41.90億円0.4785%ナビに掲載なし可可楽天証券で確認
(アムンディ・インデックスシリーズ)欧州株アムンディ・ジャパンSTOXXヨーロッパ600(税引後配当込み・円換算)2026/2/202.21億円0.165%(楽天の「管理費用」欄は0.235%)ナビに掲載なし可不可楽天証券で確認
SBI欧州高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)SBIアセットマネジメント欧州の高配当株(アクティブ型・配当利回りに着目)2024/2/28383億円0.099%0.700%可不可SBI・松井・マネックス・SBIネオトレード・三菱UFJ eスマートなど(楽天は含まれない)
SBI欧州高配当株式ファンド(年1回決算型)SBIアセットマネジメント同上2025/12/516億円0.099%ナビに掲載なし——上の年4回決算型と同じ運用
SMT欧州株配当貴族インデックス・オープン三井住友トラスト・アセットマネジメントS&P欧州350配当貴族指数(配当込み・円換算)2017/11/2816.32億円0.605%0.830%可不可SBI・松井・マネックス・楽天・三菱UFJ eスマートなど8社
信託報酬・設定日・純資産・NISAの表示は、楽天証券のファンド詳細ページ(2026年9月30日)、日本経済新聞の投信ページ(SBI欧州高配当、2026年9月30日)、マネックス証券(SBI欧州高配当)による。実質コスト(信託報酬+隠れコスト)・取扱い金融機関・SBI欧州高配当のNISA区分は、新NISAナビ(2026年8月時点、同協会の独自算出)。当サイトが2026年9月30日に確認

表の「実質コスト」は、新NISAナビが信託報酬に「隠れコスト」(売買委託手数料など)を足して独自に算出した数字です。掲載のある3本のみで、STOXXヨーロッパ600・アムンディ・SBI年1回決算型は、掲載を確認できていません。

インデックス型3本:指数の違いと、規模の小ささ

連動する指数は2種類です。楽天・欧州株式はMSCIヨーロッパ、あとの2本はSTOXXヨーロッパ600です。STOXXヨーロッパ600は17か国の大型・中型・小型株(STOXX公式、2026年10月19日確認)、MSCIヨーロッパは先進国16か国の大型・中型株が対象で、成績も同じにはなりません。

注意したいのは、3本とも設定から日が浅いことです。楽天・欧州株式は2025年8月、アムンディは2026年2月、アモーヴァのSTOXXヨーロッパ600は2026年6月の設定で、純資産も17.02億円・2.21億円・1.90億円と小さい規模です。規模が小さいと運用の継続が難しくなる場合があるため、目論見書で繰上償還の条件を確かめると安心です。

楽天・欧州株式の成績は6か月が+9.29%、1年が+21.60%(税引前、2026年9月25日更新)です。他の2本は設定が新しく、1年の数字がありません。

アムンディ欧州株は、楽天のページで「運用管理費用(信託報酬)0.165%」と、「管理費用(含む信託報酬)0.235%」の2つの数字が出ています。差の0.07%が何の費用かは、ページの備考に書かれておらず、当サイトでは確認できていません。

高配当型:信託報酬0.099%の裏にある、実質コスト0.700%

SBI欧州高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)は、日本経済新聞の投信ページ(2026年9月30日)で、純資産383億円、信託報酬0.099%、1年のリターン+31.49%と出ています。他の5本より規模が大きいのが特徴です。

運用方針は、平均配当利回りが市場平均を上回るよう銘柄を選ぶアクティブ型とされています(SBIアセットマネジメント)。決算は3・6・9・12月です。

信託報酬は0.099%と低い一方、新NISAナビの実質コストは0.700%(信託報酬0.099%+隠れコスト0.601%)です。隠れコストが信託報酬の6倍ほどあります。「信託報酬が安い」という数字だけで選ぶと、実際の負担とずれる場合があるため、実質コストもあわせて確認する必要があります。

NISAは、新NISAナビでは成長投資枠の対象で、つみたて投資枠の対象ではありません。取扱いは、ナビの調査でSBI証券・松井証券・マネックス証券・SBIネオトレード証券・三菱UFJ eスマート証券が挙がり、楽天証券は含まれていません(楽天証券のファンド検索でも、当サイトは見つけられませんでした)。

中身は銀行が約3割、国はイギリス・フランス・イタリアが上位(2026年8月末)

SBIアセットマネジメントの月次レポート(2026年8月31日基準)では、組入銘柄数は123、株式の組入比率は93.5%です(マザーファンド経由で運用)。マザーファンドの株式の配当利回り(加重平均)は4.04%と記載されています。これは組入株式の利回りで、ファンドの分配金の利回りではありません。

順位国・地域比率業種比率
1イギリス18.18%銀行27.78%
2フランス15.94%保険8.65%
3イタリア14.13%資本財8.43%
4ドイツ8.55%医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス6.38%
5スペイン6.82%公益事業5.85%
マザーファンドの純資産総額に対する比率。国・地域と業種は、それぞれ上位5を抜粋。SBIアセットマネジメント「SBI欧州高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)月次レポート」(2026年8月31日基準)による。当サイトが2026年10月1日に確認

表のポイントは次のとおりです。

  • 銀行が27.78%で最大です。組入上位30銘柄のうち12銘柄が銀行でした。保険(8.65%)と金融サービス(3.45%)を足すと、金融関連は約40%です(当サイト計算)
  • 国別はイギリス・フランス・イタリアで約48%。組入1位はASML(オランダ)の4.02%でした

銀行が多いため、金融セクターの値動きの影響を受けやすい点は意識したいところです。欧州の高配当ETFを比較した記事のFDD(米国上場)も、金融が57.27%でした(分類が異なります)。

年1回決算型は、2025年12月設定の同じ運用の姉妹ファンドです(純資産16億円)。

SBI欧州高配当(年4回)は、マネックス証券(申込手数料0%、100円から買付可)と松井証券(購入時手数料なし)の公式ページで取扱いを確認できました(2026年10月1日)。松井証券のキャンペーンページもあわせてご覧ください。

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松井証券

NISAの区分は各社のページでご確認ください。

配当貴族型:S&P欧州350配当貴族指数に連動

SMT欧州株配当貴族インデックス・オープンは、S&P欧州350配当貴族指数(配当込み・円換算)に連動するファンドです。対象は、S&P欧州350の構成銘柄のうち10年以上連続で増配している企業です。条件は、欧州株に配当貴族はいるのかで解説しています。

信託報酬は0.605%、新NISAナビの実質コストは0.830%です。楽天証券の表示で、純資産16.32億円、基準価額20,650円(2026年9月30日)。成績は、6か月が+6.87%、1年が+13.26%、3年が+45.72%(いずれも期間リターン、2026年9月25日更新)です。2017年設定のため、3年の成績を確認できる点が他のファンドと違います。

NISAは成長投資枠の対象で、つみたて投資枠の対象ではありません。取扱いは、ナビの調査でSBI証券・松井証券・マネックス証券・楽天証券など8社が挙がっています。

ETF・個別株とは、何が違うのか

  • 円で買える:両替せずに購入できます。為替ヘッジは6本とも原則なく、為替の影響をそのまま受けます
  • 少額から積立できる:ネット証券の積立機能を使えます。つみたて投資枠の対象は、楽天・欧州株式とSTOXXヨーロッパ600の2本です
  • 費用の仕組みが違う:ETFは経費率、個別株は売買手数料、投資信託は信託報酬と隠れコストがかかります

投資信託ではなく、欧州の個別株を自分で選びたい場合は、口座を開く前に取扱いを確かめられます。

欧州株1,800銘柄以上・9取引所に対応。特定口座あり、NISAは対象外です。

当サイトで確認できていないこと

  • SBI証券での、各ファンドの現在の取扱い(ファンド詳細ページが動的なため、新NISAナビの調査と、マネックス・日経の表示で確認しました)
  • STOXXヨーロッパ600(アモーヴァ)・アムンディ欧州株・SBI年1回決算型の、実質コスト(新NISAナビに掲載を確認できていません)
  • 各ファンドの繰上償還の条件、ほかにも欧州株インデックスファンドがあるか

まとめ

  • 日本で買える欧州株の投資信託は、当サイトが確認できた範囲で、インデックス型3本・高配当型2本・配当貴族型1本
  • インデックス3本は設定が新しく、純資産は2〜17億円。SBI欧州高配当(383億円)は、信託報酬0.099%でも実質コストは0.700%
  • 買える証券会社はファンドで違い、楽天・欧州株式は楽天のみ、SBI欧州高配当は楽天が含まれない。つみたて投資枠の対象は2本
  • SMT欧州株配当貴族は、S&P欧州350配当貴族指数(10年以上連続増配)に連動する2017年設定のファンド
  • SBI欧州高配当の組入は、2026年8月末で銀行が27.78%と最大。金融に偏りやすい点は意識しておきたいところです

ここからは筆者の考えです。筆者はポルトガル在住で、IBKRの口座から欧州株ETFを中心に保有しています。調べてみて、「信託報酬が安いファンド」と「実際の負担が軽いファンド」は同じではないことが、数字で分かり、勉強になりました。ファンドを比べるときは、信託報酬だけでなく、実質コストと、取扱いのある証券会社を並べて見たほうがよいと思います。

個別株を選ぶ場合の口座の種類や開設までの流れは、先に見ておけます。

口座の種類と開設までの日数は当サイトの解説記事にまとめています。NISAは対象外です。

この記事の検証方法

  • 楽天・欧州株式インデックス、STOXXヨーロッパ600、アムンディ欧州株、SMT欧州株配当貴族の、基準価額・純資産・信託報酬・設定日・NISAの表示・成績は、楽天証券のファンド詳細ページで、2026年9月30日に確認しました
  • SBI欧州高配当(年4回・年1回)の純資産・信託報酬・設定日・1年リターンは、日本経済新聞の投信ページ(fcode=8931C242・8931125C)で2026年9月30日に、運用方針はSBIアセットマネジメントのファンド詳細ページ、取扱いはマネックス証券のページで確認しました
  • 実質コスト・隠れコスト・取扱い金融機関・NISA区分は、新NISAナビ(NPO法人確定拠出年金教育協会、2026年8月時点、同協会の独自算出)で確認しました
  • SBI欧州高配当(年4回)の組入銘柄数・配当利回り・国別・業種別・上位銘柄は、SBIアセットマネジメントの月次レポート(2026年8月31日基準)で、2026年10月1日に確認しました
  • 記載は2026年9月30日時点(SBI欧州高配当の組入は8月末)で、変更されることがあります
  • 当サイトはここで紹介した投資信託の販売・勧誘を行っていません
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資信託の売買を推奨するものではありません。当サイトは本記事で扱う投資信託の販売・勧誘は行っていません。記載の内容は2026年9月30日に当サイトが確認した情報にもとづいており、変更される場合があります。過去の実績は将来の運用成果を示唆・保証するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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この記事を書いた人

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。

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