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この記事の結論
- グレッグスはイギリス全土に2,739店舗を展開するベーカリーチェーンです(日本には進出していません)
- 魅力の核心:全国2,739店舗(うち直営2,137店舗・フランチャイズ602店舗)
- 最大のリスク:2025年12月期の税引前利益は前年比−9.4%の減益(会社発表)
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約4,070円から(推奨ロット20株が目安/1株だと手数料負担率は約17.59%と重く、20株単位が前提)
イギリス全土に2,739店舗を展開するベーカリーチェーン、それがグレッグスです。焼きたてのソーセージロールやパン、菓子を売る店として知られていますが、この会社は日本には進出していません。日本の読者にとってはなじみの薄い会社かもしれませんが、ロンドン証券取引所には上場しています。
会社発表によると、2025年12月期(52週)の売上高は21億5,100万ポンド(前年比+6.8%)、既存店売上高は+2.4%と伸びています。一方で、営業利益は1億8,750万ポンド(同−4.0%)、税引前利益は1億7,190万ポンド(同−9.4%)と減益でした。報道によると、人件費の上昇と新しい配送センターの開設に伴う固定費の増加が理由とされています。
配当利回り3.68%という魅力と、減益・天候リスクといったデメリットの両方を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
グレッグス株の基本データ(2026年8月24日時点)
| 株価 | 1,876.00ペンス(18.76ポンド、1株 約4,070円) |
| 52週レンジ | 1,407.20〜2,046.00ペンス(14.07〜20.46ポンド) |
| 時価総額 | 約18.7億ポンド |
| PER | 約14.26倍(予想 約14.44倍) |
| 配当利回り | 3.68%(1株配当 0.69ポンド) |
| 上場市場 | ロンドン証券取引所 |
| 1年の株価騰落 | +15.02% |
※ロンドン証券取引所に上場する銘柄はペンス(GBX)表示です。「1,876.00」という表示は18.76ポンドを意味し(1ポンド=100ペンス)、ポンドと見間違えると100倍の誤認につながります。発注時は必ず単位を確認してください。
全国2,739店舗という規模|グレッグス株の魅力
2,739店舗のうち78%が直営、22%がフランチャイズ(会社発表)
会社発表によると、2025年12月末時点でグレッグスは2,739店舗を展開しており、うち2,137店舗(78%)が直営、602店舗(22%)がフランチャイズです。
投資家にとっては、直営を中心にしながらフランチャイズでも店舗網を広げる、二段構えの出店戦略を持っていることが確認できる数字です。
売上高21億5,100万ポンド(+6.8%)、既存店売上高は+2.4%(会社発表)
会社発表によると、2025年12月期(52週)の売上高は21億5,100万ポンド(前年比+6.8%)、既存店売上高は+2.4%でした。
投資家にとっては、新規出店だけでなく既存店の売上そのものも伸びていることが確認できる数字です。
配当利回り3.68%、1株配当0.69ポンド
2026年8月24日時点の配当利回りは3.68%、1株配当は0.69ポンド(69.0ペンス、中間19.0ペンス+期末50.0ペンス)です。
投資家にとっては、株価の値動きとは別に、保有中も継続的な現金収入(インカムゲイン)が期待できるということです。
2026年は約135店舗の新規出店を計画(報道)
報道によると、2026年は約135店舗の新規出店を計画しています。設備投資は2025年12月期の2億8,750万ポンドから2026年は2億ポンド程度、2027年以降は1億5,000万〜1億7,000万ポンドに下がる見込みとされています。
投資家にとっては、出店ペースを保ちながら、設備投資の負担は今後段階的に軽くなっていく計画があることを示す材料です。
営業利益−4.0%と人件費上昇|先に知っておきたいリスク
営業利益−4.0%、税引前利益−9.4%の減益(会社発表)
会社発表によると、2025年12月期の営業利益は1億8,750万ポンド(前年比−4.0%)、税引前利益は1億7,190万ポンド(同−9.4%)でした。報道によると、減益の理由は人件費の上昇と、新しい配送センターの開設に伴う固定費の増加とされています。
投資家にとっては、売上が伸びていても、コスト増によって利益がそれに追いついていないという事実を踏まえておく必要がある、ということです。
最低賃金・国民保険料の上昇が続く(報道)
報道によると、イギリスの最低賃金の上昇と国民保険料の引き上げが人件費を押し上げているとされています。
投資家にとっては、人件費のコスト圧力が一時的なものではなく、制度的な要因として今後も続く可能性がある、ということです。
2024年7月は猛暑で来店が減少、天候に左右される事業(報道)
報道によると、2024年7月には猛暑によって来店が減ったと報じられています。ベーカリー・外食業は、天候によって来店数が変動しやすい事業でもあります。
投資家にとっては、業績が季節や気候の影響を受けやすいという業種特性を踏まえておく必要がある、ということです(将来の業績を予測するものではありません)。
1株買いの手数料負担率は約17.59%と重い
サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約716円)です。1株買いだと約定金額約4,070円に対し手数料716円で、負担率は約17.59%になります。20株(約定金額目安約81,400円)なら負担率は約0.88%まで下がります。
投資家にとっては、1株単位の少額買いは手数料負担がかなり重く、まとめ買いを前提にした方が現実的だということです。
グレッグスは焼きたてパンとソーセージロールで稼ぐ会社
グレッグスは、イギリスのベーカリーチェーンです。焼きたてのパンやソーセージロール、菓子を売る店を全国に展開しており、会社発表によると2025年12月末時点で2,739店舗(うち2,137店舗が直営、602店舗がフランチャイズ)を運営しています。
会社発表によると、2025年12月期(52週)の売上高は21億5,100万ポンド(前年比+6.8%)、既存店売上高は+2.4%でした。一方で、営業利益は1億8,750万ポンド(同−4.0%)、税引前利益は1億7,190万ポンド(同−9.4%)と減益でした。報道によると、報道時点の2026年上半期で、外出先で食べる市場(フードサービス市場)でのグレッグスのシェアは8.7%とされています。
この会社は日本に進出していません。報道によると、海外展開は2026年5月にスペイン・テネリフェの空港へ出店したのが初めてで、それ以外はほぼイギリス国内に限られています。2003年にはベルギーへ進出しましたが、2008年に撤退したとされています。日本に店舗はなく、日本の証券会社で日本株のように気軽に買える会社ではありません。
同じイギリスの外食・給食系銘柄としては、給食大手のコンパス・グループやソデクソ、ホテル・外食のウィットブレッドがしばしば比較対象として挙げられます。国・事業内容・配当方針は銘柄ごとに異なります。
1株配当0.69ポンドと、英国源泉税の扱い
グレッグスの1株配当は0.69ポンド(中間19.0ペンス+期末50.0ペンス)、表面利回りは3.68%です(配当性向53.37%)。特別配当は含まれません。
イギリスは原則として現地源泉税はかからないとされますが、当サイトでは未確認です。証券会社によって扱いが異なる可能性があるため、口座開設時にご確認ください。日本側ではさらに、受け取った配当金に20.315%が課税されます。税引き後の具体的な金額は源泉税率が未確定のため、本記事では計算していません。
チャートで今の株価水準を見る
本記事の株価は2026年8月24日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
※下のチャートは米国ADR(GGGSY/GGGSF・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。
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株価だけでなく、売上や利益、配当の推移も図で確かめたいときは、Simply Wall St という海外の分析サイトが使えます。欧州の上場企業も扱っていて、会社名で検索すると、その会社の財務の推移を一覧で見られます。サイトの画面は日本語にも対応しています。
無料プランでは、銘柄レポートを月5件まで見られます。登録から7日間は有料版の機能を試せます(クレジットカードの登録は不要)。当サイトはSimply Wall Stと提携しており、有料プランの申込みがあると紹介料を受け取ります。
日本から買う方法と、1株あたりの手数料
グレッグスの上場市場はロンドン証券取引所のみで、ティッカーは「GRG」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:GGGSY/GGGSF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引される非スポンサー型ADRで、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | グレッグス株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ポンドに両替する
- ティッカー「GRG」で検索し、株数を指定して発注(発注画面はペンス建て表示のため、「1876」は18.76ポンドです)
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約4,070円 | 716円 | 約17.59% |
| 20株 | 約81,400円 | 716円 | 約0.88% |
手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約716円)です。1株買いだと手数料負担率は約17.59%と重く、現実的には20株単位(約81,400円)でのまとめ買いが前提になります。20株まとめると負担率は約0.88%まで下がります。
グレッグスを1株だけ買うと、手数料の負担率は約17.59%になります。最低手数料が効くため、まとめて買うほど負担率は下がります。実際の手数料を、口座の画面で確かめられます。
欧州株1,800銘柄以上・9取引所に対応。特定口座あり、NISAは対象外です。最低手数料が効くため、少額の買付では負担率が上がります。
グレッグス株が向く人・向かない人
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 配当を重視する人 | 利回り3.68%、1株配当0.69ポンド |
| イギリス全土の店舗網に興味がある人 | 2,739店舗(直営78%・フランチャイズ22%)を展開 |
| 20株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.88%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
| 少額(1株)で始めたい人 | 手数料負担率が約17.59%と重い |
| 利益の伸びを重視する人 | 営業利益−4.0%・税引前利益−9.4%の減益 |
口座開設から最初の1株までの流れは、公式サイトで確かめられます。
開設までの日数は当サイトの解説記事にあります。
グレッグス株のよくある質問
グレッグス株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がロンドン証券取引所のみのためです。米国預託証券(GGGSY/GGGSF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約4,070円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約17.59%と重いため、20株単位(約81,400円)でのまとめ買いが目安です。
日本にも店舗はありますか?
ありません。グレッグスは日本に進出していない会社です。報道によると、海外展開は2026年5月にスペイン・テネリフェの空港へ出店したのが初めてで、それ以外はほぼイギリス国内に限られています。2003年にベルギーへ進出しましたが、2008年に撤退したとされています。
なぜ売上が伸びているのに減益なのですか?
2025年12月期の売上高は前年比+6.8%と伸びましたが、営業利益は−4.0%、税引前利益は−9.4%でした。報道によると、人件費の上昇と、新しい配送センターの開設に伴う固定費の増加が理由とされています。
チャートのADR(GGGSY)と実際に買う株は違いますか?
GGGSYはグレッグスの米国預託証券で、米ドル建て・OTC(店頭市場)でのみ、非スポンサー型として取引されています。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なり、サクソバンク証券で実際に発注するのはロンドン証券取引所の原株「GRG」(ペンス建て)です。
まとめ:売上は伸びても、削られる利益
- メリット:全国2,739店舗(直営2,137店舗・フランチャイズ602店舗)を展開/2025年12月期の売上高は前年比+6.8%、既存店売上高も+2.4%/配当利回り3.68%(1株配当0.69ポンド)
- デメリット:営業利益−4.0%・税引前利益−9.4%の減益(人件費上昇と配送センター増設が理由)/2024年7月は猛暑で来店減、天候に左右される事業/1株買いの手数料負担率は約17.59%と重い
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約4,070円から。20株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.88%(1株だと約17.59%)
特定口座で確定申告の手間を減らしながら、日本語の画面で欧州株を持つ。その入口です。NISAを優先したい方には、IB証券という選択肢もあります。
口座の種類と開設までの日数は当サイトの解説記事にまとめています。NISAは対象外です。
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・店舗数は報道を出典としています(出典元は本文中に明記しています)
- 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)
この記事を書いた人:Kawa
ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月24日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はグレッグス社の公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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