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この記事の結論
- サクソバンク証券の特定口座は自動では付与されません。基本口座とは別に、取引ツールから追加で申し込む必要があります
- 申込みの前提として、最新のマイナンバーカード情報を提出済みであることが必要です
- 一般口座ですでに保有している株式は、特定口座に移すことができません。税制上の規定によるものです
- 特定口座を開設したあとも、発注のたびに「T」または「TU」のサブ口座を指定しないと、特定口座での取引として扱われません
当サイトでは、欧州株を買うために必要なのは「基本口座」と「特定口座(外国証券取引用)」の組み合わせだと別記事で紹介しました。今回はその特定口座について、公式のFAQをもとに、申込方法と知っておくべき注意点を詳しく整理します。
特定口座とは
特定口座は、証券会社が年間の取引報告書を作成してくれる口座です。確定申告の際に、自分で1年分の売買を集計する手間が減ります。特定口座には「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」があり、源泉徴収なしを選んだ場合は、ご自身で確定申告を行う必要があります。
一般口座についても、確定申告の手続きはご自身で行うことになります。特定口座を開設しても、一般口座を解約する必要はなく、既存の口座に特定口座が追加される形になります。
国内の証券会社で使い慣れている方にとって、「特定口座=自動的に用意されているもの」というイメージがあるかもしれません。サクソバンク証券の場合はそうではなく、基本口座を開設したあとに、特定口座を別途申し込む、という2段階の手続きになっている点は、あらかじめ知っておくとよいと思います。
申込みの前提条件
特定口座の申込みには、最新のマイナンバーカード情報を、あらかじめサクソバンク証券に提出済みであることが必要です。まだ提出していない場合は、先にマイナンバー情報の提出を済ませる必要があります。
特定口座の申込みの流れ
申込みは、口座開設後に取引ツールから手続きします。使用しているツールによって、メニューの場所が異なります。
| 取引ツール | 申込みフォームの場所 |
|---|---|
| SaxoTrader Go(PC版) | 資産管理 > 口座管理に戻す > 各種設定/問合せ > 特定口座申込み |
| SaxoTrader Go(アプリ版) | 資産管理 > 口座管理に戻す > その他 > 特定口座申込み |
| SaxoTrader Pro(デスクトップ版) | ツール右上メニュー > その他 > 特定口座申込み |
フォームでは、源泉徴収区分の選択、現住所・本年1月1日時点の住所(地方税の納税先)の確認、特定口座開設届出書への同意(上場株式保管委託約款・配当等受領委任約款を含む)を経て、申込内容を送信します。本年1月1日時点の都道府県は、いったん申請すると本年度の途中では変更できないとされています。
申込み完了後は、お問い合わせ番号が発行され、開設が完了次第メールで通知されます。必要書類に不備がなければ、開設まで1週間ほどとされています。
見落としやすい2つの注意点
- 一般口座で保有している株式は、特定口座に移すことができません。特定口座を後から追加しても、それ以前に一般口座で買った銘柄はそのまま一般口座に残ります
- 発注のたびに、取引チケット上でサブ口座「T:外国株式(特定)」または「TU:外国株式(特定)」を指定する必要があります。指定しないで行った取引は、特定口座の年間取引報告書には記載されません
特定口座は米ドル決済にも対応しています。円決済口座と米ドル決済口座はどちらか一方のみの保有となり、同時に両方は使えません。円決済から米ドル決済へ切り替わった時点から、米ドル決済側での取引に移る仕組みで、両方を並行して使うことはできないとされています。
特定口座で取引できる商品・できない商品
公式FAQでは、特定口座で取引できるのは外国株式とETFとされています。取引チケット画面で「外国株式(特定口座)」の表示がない銘柄は、特定口座では取扱いがない銘柄です。外国株式オプション取引は、特定口座では取り扱っていません。オプション取引をしたい場合は、別途オプション口座の申込みが必要です。
源泉徴収区分の変更・廃止
源泉徴収区分の変更、または特定口座そのものの廃止を希望する場合は、公式サイトの届出書(源泉徴収区分の変更届出・特定口座廃止届出)に必要事項を記入し、お問い合わせフォームから提出します。
特定口座を含む口座の種類や開設の流れは、申込み前に確認しておくと安心です。
特定口座の申込みには、事前のマイナンバーカード情報の提出が必要です。
当サイトで確認できていないこと
- 特定口座の最低入金額や、開設にあたっての具体的な必要書類の詳細
- 源泉徴収区分の変更届出・廃止届出にかかる具体的な日数
まとめ
- 特定口座は自動付与ではなく、取引ツールから追加で申し込む必要がある
- 申込みの前提として、最新のマイナンバーカード情報の提出が必要
- 一般口座で保有している株式は特定口座に移せない
- 発注のたびにサブ口座「T」または「TU」を指定しないと、特定口座扱いにならない
- 取扱いは外国株式・ETFのみ。オプション取引は特定口座では扱えず、別途オプション口座が必要
ここからは筆者の考えです。筆者はポルトガル在住で、IBKRの口座から欧州株ETFを中心に保有しています。「特定口座を作れば自動的に管理が楽になる」と考えていましたが、発注のたびにサブ口座を指定する必要がある、という運用上の手間があることは、公式のFAQを読むまで気づきませんでした。確定申告の手間を減らすために特定口座を選ぶのであれば、この点は事前に知っておいたほうがよいと思います。
この記事の検証方法
- 【訂正】2026年9月30日:公式FAQの更新時期の書き方を、FAQの表示(「更新2か月前」)どおりに直しました
- 特定口座の申込条件・申込みの流れ・サブ口座の扱い・取扱い商品・源泉徴収区分の変更方法は、サクソバンク証券の公式ヘルプセンター「特定口座の申込方法」(公式FAQ上の表示は「更新2か月前」、2026年9月29日確認)にもとづいています
- 基本口座・特定口座の組み合わせと確定申告の一般的な関係は、当サイトの別記事で確認した内容と共通です
- 記載の内容は2026年9月29日時点のものです。申込方法・必要書類は変更されることがあります
- 税務上の扱いの詳細は、税理士の方やお近くの税務署にご確認いただくのが確実です
- 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。記載の内容は2026年9月29日に当サイトが確認した情報にもとづいており、変更される場合があります。税務上の取り扱いについては、必ずご自身で税理士や税務署にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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