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ドイツテレコム株の買い方と株価・業績|T-Mobile US完全統合は頓挫【2026年】

ドイツテレコム株の買い方と株価・業績|T-Mobile US完全統合は頓挫【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • ドイツテレコム株はSBI・楽天・マネックスでは買えない(上場はフランクフルトのみ)
  • 現物を買うならサクソバンク証券が現実的(1株 約5,230円)
  • 最低手数料の関係で10株単位のまとめ買いが目安
  • 最大の注意点:サクソバンク証券ではNISA不可(野村證券オンラインはNISA成長投資枠の表示あり)+ドイツの配当源泉税26.375%(実質利回りは約2.1%まで低下)

ドイツ最大の通信会社ドイツテレコム(Deutsche Telekom AG/ティッカー:DTE)。米国の通信大手T-Mobile USの親会社としても知られています。2026年8月6日に発表した決算が市場予想を上回り、株価は同日だけで約7%急伸しました。

この記事では株価・業績・買い方を解説します。T-Mobile USはナスダック上場で日本の証券会社でも買えますが、親会社であるドイツテレコム本体は別の株です。この違いを整理したうえで、BMWやBASFと同じドイツ株として買う方法を紹介します。

目次

ドイツテレコム株の基本データ(2026年8月14日時点)

株価28.42ユーロ(1株 約5,230円)
52週レンジ23.53 〜 34.36ユーロ
時価総額約1,351億ユーロ
PER約15.9倍
配当利回り約3.52%(税引き後は実質約2.1%)
上場市場フランクフルト証券取引所(Xetra)

2026年上半期、有機ベースでEBITDA7.4%増-T-Mobile USが牽引

2026年上半期(1〜6月)のグループ売上高は598億ユーロ(前年同期比+2.4%)、サービス売上高は504億ユーロ(+2.8%)でした。為替の影響を除いた恒常為替・有機ベースではサービス売上高が+3.9%、EBITDAが+7.4%と伸び、調整後EPSは+10.3%の成長を記録しています。好調な決算を受けて会社側は2026年12月期のフリーキャッシュフロー見通しを従来の「198億ユーロ超」から「約200億ユーロ」に上方修正し、株主還元として2026年通期の自社株買いプログラムを従来の20億ユーロから最大50億ユーロへ拡大すると発表しました。この決算・株主還元強化を材料に、発表当日の株価は約7%上昇しています。

牽引役は米国子会社のT-Mobile USです。上半期の売上高は392億ユーロ(ドル建てで+9.4%)、サービス売上高はドル建てで+10.2%増加し、ポストペイド契約は49.4万件の純増となりました。直近の第2四半期単体でもサービス売上高が前年同期比+8.9%、コアEBITDAが+11.7%と伸び、T-Mobile US自身も年間見通しを上方修正しています。

ドイツ国内事業も底堅く推移しています。上半期の国内売上高は128億ユーロ(+2.7%)、モバイル顧客数は7,670万(純増41.9万件)。光ファイバー接続数は2,100万に達し、ブロードバンド加入者数1,510万人・市場シェア41%でドイツ最大手の地位を維持しています。5Gの人口カバー率は約99%まで到達しました。

結論:ドイツテレコム株の買い方は実質3つ(サクソバンクの現物・CFD・野村證券)

方法現物保有現実的な必要資金向いている人
①サクソバンク証券で現物を買う◎ できる約5万2,300円〜(10株単位が目安)長期で持ちたい人
②CFDで値幅を狙う× できない数万円〜(レバレッジ)短期で売買したい人
③野村證券(オンライン)で現物を買う○ 取扱い銘柄にあり(コードG0123。注文画面は当サイトでは確認できていません)1株から(手数料は当サイトでは試算していません)NISA成長投資枠で持ちたい人(NISA成長投資枠の表示あり、2026年10月12日確認)

なぜSBI・楽天・マネックスでは買えないのか

ドイツテレコムが上場しているのはフランクフルト証券取引所(Xetra)です。米国預託証券はOTC銘柄で、楽天証券はOTC市場の銘柄について「新規の買付けは受け付けておりません」と明記しています。この構造は他の欧州株にも共通しており、なぜSBI・楽天では欧州株が買えないのかで詳しく整理しています。なお、野村證券(オンライン)では、ドイツテレコムのドイツの原株(コードG0123)が取扱い銘柄に入っていて、NISA成長投資枠の表示もあります(2026年10月12日確認。注文画面は当サイトでは確認できていません)。

T-Mobile USとは別の株(2026年の「完全統合」観測は頓挫)

ドイツテレコムは米国の携帯通信大手T-Mobile US(NASDAQ:TMUS)の親会社で、2026年時点で発行済株式の約50〜53%を保有する筆頭株主です。T-Mobile US自体はナスダックに上場しており日本の証券会社でも購入できますが、親会社であるドイツテレコム本体はフランクフルト上場のみで、SBI・楽天・マネックスでは買えません。

なお2026年前半には、ドイツテレコムがT-Mobile USを完全子会社化する総額約3,000億ドル規模の合併構想が報じられましたが、T-Mobile USの少数株主の反対により8月時点で交渉は頓挫しています。ドイツテレコム自身も「2026年中にT-Mobile US株を売却する計画はない」と表明しており、当面は2つの別々の上場企業として存在し続ける見通しです。

方法①:サクソバンク証券で現物を買う

Xetra上場株の最低手数料は3.30ユーロ。株価28.42ユーロのドイツテレコムを1株だけ買うと手数料負担率は約11.6%まで跳ね上がりますが、10株単位でまとめ買いすれば負担率は1.16%まで下がります。10株の必要資金は株価分(約5万2,300円)に手数料(3.30ユーロ・約610円)を加えた金額が目安です。

ドイツテレコムを1株だけ買うと、手数料の負担率は約11.6%になります。最低手数料が効くため、まとめて買うほど負担率は下がります。実際の手数料を、口座の画面で確かめられます。

欧州株1,800銘柄以上・9取引所に対応。特定口座あり、NISAは対象外です。配当には現地で源泉税がかかり、手取りは表面の利回りより下がります(本文参照)。

配当利回り3.52%、税引き後の実質は約2.1%

ドイツテレコムは年1回、毎年4月に配当を支払います。2026年4月支払いの年間配当は1株1.00ユーロ(前年の0.90ユーロから+11%増配)で、表面利回りは約3.52%です。

ドイツの配当源泉税は26.375%。日独租税条約の限度税率15%を超える11.375%分は日本の外国税額控除の対象外で、戻すにはドイツ税務当局へ直接請求する必要があります。日本側でも現地源泉徴収後の金額に20.315%が課税されるため、手取りの実質利回りは概算で約2.1%程度まで下がります。欧州株の配当課税の違いは配当税の比較記事で国別に整理しています。

買う前に知っておくべきこと

サクソバンク証券はNISAに対応していません。ユーロ建てなので為替の影響も受けますが、ドイツテレコムの場合は売上の3分の2近くをドル建てのT-Mobile USが稼ぐため、ユーロ/ドルの動き次第で連結業績が振れるという間接的な為替感応度もあります。また通信業界は光回線・5Gへの継続的な設備投資負担が重く、規制当局による周波数費用や料金規制の影響を受けやすい業種です。前述の通りT-Mobile USとの完全統合構想は2026年8月時点で頓挫していますが、こうした資本関係を巡る思惑が株価のボラティリティ要因になる点も押さえておいてください。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月14日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

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株価だけでなく、売上や利益、配当の推移も図で確かめたいときは、Simply Wall St という海外の分析サイトが使えます。欧州の上場企業も扱っていて、会社名で検索すると、その会社の財務の推移を一覧で見られます。サイトの画面は日本語にも対応しています。

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よくある質問

T-Mobile USとの違いは何ですか?

ドイツテレコムはT-Mobile US(NASDAQ:TMUS)の親会社で、約50〜53%の株式を保有する筆頭株主です。T-Mobile US本体はナスダック上場で日本の証券会社でも買えますが、ドイツテレコム本体はフランクフルト上場のみで別の株です。2026年前半には両社の完全統合が報じられましたが、T-Mobile US少数株主の反対で8月時点では交渉が頓挫しており、2つの別々の上場企業という状態がしばらく続く見通しです。

なぜ2026年8月に株価が急伸したのですか?

2026年8月6日発表の決算で有機EBITDAが上半期+7.4%、調整後EPSが+10.3%と市場予想を上回り、あわせて2026年通期の自社株買いプログラムを20億ユーロから最大50億ユーロへ拡大すると発表したことが好感され、発表当日だけで株価は約7%上昇しました。フリーキャッシュフローの見通しも上方修正されています。

配当はいつ受け取れますか?

ドイツテレコムの配当は年1回、毎年4月に支払われます。2026年は1株1.00ユーロ(前年比+11%増配)でした。表面利回り約3.52%に対し、ドイツの源泉税26.375%と日本側の課税20.315%を差し引いた実質利回りは概算で約2.1%程度です。

まとめ

同じドイツ株では、防衛関連のラインメタルや航空エンジンのMTUエアロエンジンズも似た手順でサクソバンク証券から買えます。

  • ドイツテレコムはフランクフルト上場。米国ADRはOTC銘柄で楽天証券は新規買付不可
  • T-Mobile USの親会社(保有比率約50〜53%)だが別の株。2026年の完全統合構想は少数株主の反対で頓挫
  • 2026年上半期は有機EBITDA+7.4%・調整後EPS+10.3%とT-Mobile USが牽引する増益決算
  • 好決算と自社株買い拡大(最大50億ユーロ)を受けて2026年8月6日に株価が約7%急伸
  • 現物を持つならサクソバンク証券が実質的な選択肢。1株約5,230円、10株単位が現実的
  • 配当利回り約3.52%は独源泉税26.375%により実質約2.1%程度まで目減りする
  • サクソバンク証券ではNISAは使えない(野村證券オンラインはNISA成長投資枠の表示あり)
こんな人はやり方
10株単位でまとめ買いできるサクソバンク証券で現物
NISAの非課税で持ちたい野村證券(オンライン)にNISA成長投資枠の表示あり(注文画面は当サイトでは確認できていません)。ドイツ以外の欧州株ならIB証券という選択肢もある(比較記事へ)
短期の値動きだけ取りたいCFD(現物保有はできない)

特定口座で確定申告の手間を減らしながら、日本語の画面で欧州株を持つ。その入口です。NISAを優先したい方には、ドイツテレコム株なら野村證券(オンライン。NISA成長投資枠の表示あり、注文画面は当サイトでは確認できていません)、ドイツ以外の欧州株ならIB証券という選択肢もあります。

口座の種類と開設までの日数は当サイトの解説記事にまとめています。NISAは対象外です。

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)のみを出典としています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月14日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はドイツテレコム社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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この記事を書いた人

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。

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