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イタリア株の買い方とおすすめ37銘柄|手数料負けに要注意【2026年】

イタリア株の買い方とおすすめ37銘柄|手数料負けに要注意【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • イタリアはモンクレール・フェラガモなど世界的ラグジュアリーブランドと、酒類大手カンパリ、ガスインフラ大手スナムを扱う国
  • 最大の注意点は1株の単価が安い銘柄が多く、最低手数料5.50ユーロ(約1,010円)で手数料負けしやすいこと
  • 実測ではカンパリの1株買いは手数料負担率約92%、フェラガモは約57%
  • 結論:「安いから少額で試せる」は誤り。まとまった株数での購入が前提

モンクレールのダウンウェア、フェラガモの革製品、カンパリの酒類——イタリアには世界的に知られるブランドが並びますが、SBI証券・楽天証券・マネックス証券では買えないため存在を知らない人も多い株です。当サイトで扱っている銘柄をもとに、イタリア株式市場での買い方と、見落としがちな手数料の罠を正直に整理します。

結論を先に言うと、イタリア株は「1株の値段が安いからと少額で試すと、手数料で損をしやすい」株です。理由を順に説明します。

目次

イタリア株はどこで買えるのか

イタリア株はイタリア証券取引所(ミラノ、Borsa Italiana)に上場しています。イタリア株式市場全体を見ても、日本のSBI証券・楽天証券・マネックス証券からは、米国市場に上場していないイタリア企業を買うことができません。モンクレール、フェラガモ、カンパリはいずれも米国に上場していないため、これらの証券会社ではアクセスできません。

当サイトが案内しているサクソバンク証券なら、イタリア証券取引所に直接発注できます。ただし手数料はクラシックプランで約定金額の0.132%、最低5.50ユーロ(約1,010円)。同じサクソバンクでもドイツ・フランス・イギリスの手数料(0.088%・最低2.20〜3.30ユーロ)より高く設定されている点は押さえておく必要があります。

当サイトで扱うイタリア株の一覧

当サイトで個別に取り上げているイタリア株の銘柄をまとめました。株価・PER・配当利回りは各記事で実測した値(2026年8月13〜14日時点)です。銘柄名から個別記事に飛べます。

銘柄1株の目安PER配当利回り特徴
モンクレール約9,020円約20.9倍約2.85%ラグジュアリー(ダウンウェア)
フェラガモ約1,780円約166倍(純利益が僅少なため参考値/予想PERは約84倍)約1.0%ラグジュアリー(革製品)
カンパリ約1,095円約26.5倍約1.68%酒類
プリズミアン約23,000円約26.4倍約0.73%—
レオナルド約10,400円約28.8倍約1.12%—
インテーザ・サンパオロ約1,257円約12.3倍約5.61%—
エネル約1,764円約22.8倍約5.16%—
ウニクレディト約15,400円約11.8倍約3.79%—
ゼネラリ約7,982円約14.5倍約3.81%—
テルナ約1,823円約18.5倍約4.07%—
ブルネロ・クチネリ約16,400円約42.7倍約1.17%—
ピレリ約1,233円約13.2倍約5.12%(特別配当0.10ユーロを含む)—
ポステ・イタリアーネ約5,050円約14.7倍約4.60%—
レコルダーティ約9,812円約22.2倍約2.54%—
スナム約1,075円約17.6倍約5.18%ガスインフラ
BPERバンカ約2,599円約12.5倍約4.64%銀行
バンコBPM約3,099円約13.1倍約5.99%銀行
フィネコバンク約4,387円約21.6倍約3.32%(配当性向77.63%)ネット銀行・証券
イタルガス約1,621円約12.7倍約5.01%ガス配給。増収+31.7%の主因は買収
バンカ・メディオラヌム約4,437円約13.5倍約5.41%(配当性向70.55%)銀行・資産運用。顧客はイタリアに集中
ブッツィ約7,382円約8.3倍約1.78%セメント。会社は2025年の減益見通しを提示
ヘラ約718円約12.1倍約4.19%電力・ガス・水道。22年連続で配当
レプライ約22,500円約17.4倍約1.13%ITコンサル。売上+8.0%に対し純利益+18.8%
ブレンボ約1,866円約14.0倍約3.02%ブレーキ。登記はオランダのため源泉税は要確認
デロンギ約7,519円約17.8倍約3.14%コーヒーメーカーで国内シェア1位。利回りは特別配当を含む
テクノジム約2,415円約22.3倍約2.92%東京2020の公式サプライヤー。株価は52週安値圏
ディアソリン約14,000円約27.9倍約1.72%体外診断。コロナ検査の反動で純利益−20%
インターパンプ約6,923円約18.5倍約0.94%高圧ポンプで世界最大手とされる。52週高値から約27%下
A2A約425円約10.4倍約4.54%電力・環境。5年連続増配だが1株買いは手数料負担240%
ピアジオ約382円約21.26倍約1.94%(実績。他サイトの表示と食い違う)二輪(ベスパ)。上期EBITDAマージン17.7%は過去最高
バンカ・ジェネラリ約12,500円約14.44倍約4.23%プライベートバンキング。保険のゼネラリが約50%を保有する別会社
サンロレンツォ約7,198円約12.61倍約2.71%高級ヨット。受注残高12億2,570万ユーロ。浮動株は約27.7%
アズィムート約7,213円約10.35倍約5.15%資産運用。預かり資産1,580億ユーロ。2026年は減益見通し
アリストン約704円約12.64倍約2.64%給湯・暖房機器。2024年にロシア子会社を接収された
カレル約5,135円約33.26倍約0.71%冷凍・空調の制御機器。日本にカレルジャパンがある
サフィロ約344円約15.23倍無配メガネ。カレラ・ポラロイド。米国関税の返金が利益を押し上げ
チェメンティール約2,743円約11.42倍約2.03%白色セメントで世界シェア約25%とされる。登記はオランダ・上場はミラノ

※2026年8月21日以降に追加した銘柄の株価は同日時点の実測値です。

表を見てわかる通り、フェラガモとカンパリは1株1,000円台と手が出しやすい価格に見えます。しかし、この「安さ」こそが次に説明する手数料負けの罠につながります。

イタリアを1株だけ買うと、手数料の負担率は約92%になります。最低手数料が効くため、まとめて買うほど負担率は下がります。実際の手数料を、口座の画面で確かめられます。

欧州株1,800銘柄以上・9取引所に対応。特定口座あり、NISAは対象外です。配当には現地で源泉税がかかり、手取りは表面の利回りより下がります(本文参照)。

イタリア株の買い方(4ステップ)

  1. 口座開設:サクソバンク証券の口座を開設する
  2. 入金:日本円をサクソバンクの口座に入金する
  3. 両替:円をユーロ(EUR)に両替する
  4. 発注:イタリア証券取引所のティッカーを指定して買い注文を出す

イタリア株ならではの注意点

1株買いは「手数料負け」の罠に要注意

イタリア株最大の注意点は、フェラガモ(約1,780円)やカンパリ(約1,095円)のように1株の単価が安い銘柄が多いことです。一見、少額から試せるように見えますが、サクソバンク証券の最低手数料は5.50ユーロ(約1,010円)。1株だけ買うと、この最低手数料が重くのしかかります。

実際に当サイトの個別記事で算出した手数料負担率は、カンパリが約92%、フェラガモが約57%。カンパリを1株だけ買うと、支払った金額のほぼ全額が手数料で消える計算になります。「1株1,000円台だから気軽に試せる」と考えると、逆に損をします。イタリア株はまとまった株数での購入が前提だと理解しておく必要があります。

配当の源泉税は最大26%、条約適用なら15%

イタリアの配当への現地源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約を適用できる場合は15%とされています。ただし実際にどちらの税率が適用されるかは証券会社の手続きによって変わるため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉徴収後の金額に対して20.315%が課税されます。

ラグジュアリーの本場、ただしLVMH・エルメスより規模は小さい

モンクレールとフェラガモは、ダウンウェアと革製品でそれぞれ世界的な知名度を持つイタリアのラグジュアリーブランドです。ただし時価総額や事業規模では、フランスのLVMHやエルメスに比べると小さく、当サイトで扱う銘柄も多くはありません。ブランドの知名度に対して選択肢は限られる、という点も踏まえておくとよいでしょう。

よくある質問

イタリア株は1株だけ買って試してもいいですか?

特定の投資判断を推奨するものではありませんが、フェラガモやカンパリのように1株の単価が安い銘柄を1株だけ買うと、最低手数料5.50ユーロ(約1,010円)の負担率が約57〜92%に達することがあります。試しに少額で、という買い方には向いていない点に注意が必要です。

配当の税率は26%と15%のどちらになりますか?

イタリアの現地源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約を適用できれば15%とされています。ただしどちらが適用されるかは証券会社の手続きに左右されるため、断定はできません。口座開設時に、適用される税率を証券会社に確認することをおすすめします。

イタリア株はどんな人に向いていますか?

モンクレールやフェラガモのようなラグジュアリーブランド、カンパリのような酒類ブランドに関心があり、かつ手数料負けを避けるためにまとまった株数で購入できる人に向いています。少額から分散して試したい人には、他の国の銘柄も含めて検討することをおすすめします。

まとめ

  • イタリアはモンクレール・フェラガモなどラグジュアリーブランドと、酒類大手カンパリ、ガスインフラ大手スナムを扱う国
  • SBI証券・楽天証券・マネックス証券では買えず、サクソバンク証券などでイタリア証券取引所に発注する
  • 最大の注意点は1株買いの手数料負け。カンパリは約92%、フェラガモは約57%が手数料に消える
  • 配当の源泉税は最大26%、条約適用なら15%とされるが、適用の可否は証券会社の手続き次第
  • 結論:まとまった株数での購入が前提。少額で試すという考え方はイタリア株には向かない

こんな人には、こう考えてほしい

こんな人はやり方
ラグジュアリーブランドに投資したいサクソバンク証券でモンクレール・フェラガモなど
1株1,000円台の株を見て「少額で試せそう」と思った最低手数料5.50ユーロを踏まえ、1万円以下で買える欧州株の記事で手数料の罠を確認する
配当利回りを他国と比較したい配当税の国別比較記事でドイツ・フランスと見比べる
他のラグジュアリー株と比較したい欧州ラグジュアリー株の比較記事も参考に
手数料が安い国も検討したいフランス株ハブ(最低手数料2.20ユーロ)と比較する

特定口座で確定申告の手間を減らしながら、日本語の画面で欧州株を持つ。その入口です。NISAを優先したい方には、IB証券という選択肢もあります。

口座の種類と開設までの日数は当サイトの解説記事にまとめています。NISAは対象外です。

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 各銘柄の株価・PER・配当利回りは当サイトの個別記事で実測した値です(基準日は各記事に記載)
  • 配当源泉税・租税条約の税率は国税庁の公表資料で確認しています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄や証券会社の利用を推奨するものではありません。記載の株価・手数料・税制は2026年8月13〜14日時点で当サイトが確認した情報に基づいており、変更される場合があります。配当への課税は最大26%と15%のいずれが適用されるか証券会社の手続きにより異なるため、税務の取扱いは税務専門家にご確認ください。各証券会社の取扱商品は変更される可能性があるため、口座開設および取引の前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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この記事を書いた人

ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。

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