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この記事の結論
- サクソバンク証券の手数料表に載っている欧州の9取引所は、5つの取引所グループが運営しています
- ユーロネクストが3つ(パリ・アムステルダム・ミラノ)、SIXが2つ(スイス・マドリード)、ナスダックが2つ(コペンハーゲン・ストックホルム)、ドイツ取引所とロンドン証券取引所が1つずつです
- グループが同じなら取引の仕組みは似ていますが、配当の税金・買付時の税金・休場日は、グループではなく国で決まります
- それぞれのグループの詳しい説明は、個別の記事にまとめています
欧州には国ごとに取引所がありますが、その多くは、国をまたいだ取引所グループの一員です。当サイトでは、5つのグループを1つずつ、各社の公式サイトで確認して記事にしました。この記事はその入口です。
9取引所と、運営する5つのグループ
| グループ | 手数料表にある取引所 | 特徴 | 詳しい記事 |
|---|---|---|---|
| ユーロネクスト | パリ、アムステルダム、ミラノ | 8つの市場を運営。注文は1つに統合された板で処理 | ユーロネクストとは |
| ドイツ取引所 | フランクフルト(Xetra) | 1日3回のオークション。同社によるとDAX銘柄の取引で欧州の約70% | Xetraとは |
| ロンドン証券取引所 | ロンドン | 主要な銘柄は電子取引の板「SETS」。株価はペンス表示 | ロンドン証券取引所とは |
| SIX | スイス、マドリード | 株主は約120の金融機関。スペインのBMEも運営 | SIXとは |
| ナスダック | コペンハーゲン、ストックホルム | 2008年に北欧のOMXと統合。指数の名前にOMXが残る | ナスダック北欧とは |
どこから読めばよいか迷う場合は、買いたい銘柄が上場している取引所の記事から読んでいただくのがおすすめです。フランス・オランダ・イタリアの株ならユーロネクスト、ドイツ株ならXetra、イギリス株ならロンドン、スイス株とスペイン株ならSIX、デンマーク株とスウェーデン株ならナスダック北欧の記事が入口になります。
グループで決まること、国で決まること
| 項目 | 何で決まるか | 確認できる記事 |
|---|---|---|
| 取引の仕組み(板、オークション、値動きが大きいときの中断) | 取引所グループ | 上の表の各記事 |
| 取引時間 | 取引所 | 欧州株の取引時間 |
| 休場日 | 国の祝日(同じグループでも違う) | 年末年始の休場日 |
| 買付時の税金 | 会社の国(フランス・イタリア・スペイン・イギリス) | 買付にかかる税金 |
| 配当の税金 | 会社の国(上場している取引所の国ではない) | 配当税を9か国で比較、ISINの見方 |
| 手数料 | 証券会社が取引所ごとに決める | 手数料の早見表 |
たとえばユーロネクストの3つの市場は、取引の仕組みこそ共通ですが、サクソバンク証券の最低手数料はパリとそれ以外で違い、2026年12月24日はパリとアムステルダムが半日取引、ミラノは休場です。「同じグループだから同じ条件」とは限らないことが分かります。
パリ・アムステルダム・ミラノは同じグループなのに、最低手数料も休場日も違います。その違いを、実際の画面で銘柄ごとに確かめたい方は、9取引所の手数料と取扱いを見ておくと判断しやすくなります。
最低手数料は、パリが2.20ユーロ、アムステルダムとミラノが5.50ユーロです(サクソバンク証券の手数料表、クラシック口座・2026年8月19日版)。NISAは対象外です。
複数のグループに共通していたこと
- 取引の終わりにオークションがある:Xetra、スイス、北欧の公式の説明では、取引の終わりにオークションで値段を決めています。終わる直前に注文が集まりやすいのはこのためです
- 値動きが大きすぎると、いったん止めて決め直す:Xetraとロンドンの公式資料には、次の約定の値段が基準から離れすぎると、通常の取引を止めてオークションに切り替える仕組みが書かれています。日本のストップ高・ストップ安とは考え方が違います
- 受け渡しの日数は2027年10月に短くなる:EU・イギリス・スイスがそろって、取引の翌営業日の受け渡しに移る予定です(T+1への移行の記事)
手数料表に載っていない取引所
5つのグループは、9取引所のほかにも市場を運営しています。ユーロネクストにはブリュッセル・ダブリン・リスボン・オスロ・アテネ、ナスダックにはヘルシンキ・アイスランド・バルト3国があります。これらの市場の株をサクソバンク証券で買えるかどうかは、当サイトでは確認できていません。「買えない」と決まったわけではなく、確認できていない、という状態です。考え方は買える国・確認できていない国の記事にまとめています。
ここからは筆者の考えです。筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています。5つのグループを順に調べて感じたのは、欧州の市場は「仕組みはまとまりつつあるが、税金と休日は国ごとのまま」だということです。銘柄を選ぶときは、どの取引所かよりも、どの国の会社かを先に確かめるほうが、手取りの見通しを立てやすいと思います。
まとめ
- 欧州の9取引所は、ユーロネクスト・ドイツ取引所・ロンドン証券取引所・SIX・ナスダックの5つのグループが運営している
- 取引の仕組みはグループごとに共通。終わりのオークションや、値動きが大きいときの中断の仕組みがある
- 配当の税金・買付時の税金・休場日は国で決まる。同じグループでも条件は違う
- 手数料表に載っていない市場の株を買えるかは、確認できていない
グループが同じでも、条件は国で変わります。気になる市場の銘柄が実際に取引できるかを確かめるところから始められます。
手数料表に載っていない市場の株を買えるかどうかは、当サイトでは確認できていません。口座の画面でご確認ください。
この記事の検証方法
- 各グループの内容は、ユーロネクスト、ドイツ取引所、ロンドン証券取引所、SIX、ナスダックの公式サイトを2026年9月19日に当サイトが確認し、それぞれの記事に出典を載せています
- 取引所の範囲と手数料は、サクソバンク証券の公式手数料表(クラシック口座・2026年8月19日版)によります
- 税金と休場日は、当サイトの各記事で一次資料から確認した内容です
- 手数料表に載っていない市場の株をサクソバンク証券で買えるかは、当サイトでは確認できていません
- 記載の内容は2026年9月19日時点のものです
- 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ポルトガル在住30代の兼業投資家です。インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で、欧州株ETFを中心に保有しています。ヨーロッパには、日本ではあまり知られていなくても、世界中で愛されている会社がたくさんあります。その面白さと、日本からの買い方を、できるだけ分かりやすくお伝えしたいと思って書いています。株価の見通しは、根拠と計算式を示して書きます。確認できていないことはそう書き、誤りがあれば訂正の経緯を記事に残して直します。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。記載の内容は2026年9月19日に当サイトが公式資料で確認したものにもとづいており、変更される場合があります。取引時間・税金・手数料は、取引の前に証券会社の最新の案内で必ずご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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